饒舌からサイレンスへ
今年になってから、急に、テレビや新聞でマインドフルネスの紹介が多くなってきました。 マインドフルネスを一つの軸とした最先端の心理療法、DBTや ACTの使うツールとスキルを人を援助するどのような仕事の方にも活用してもらう参加型の研修の最後のご案内です。 特別企画 4月9,10日 土日 10時~17時 大阪 第三世代行動療法をあなたの日々の支援に活用する参加型研修:トラウマ治療の最前線から ゲスト講師:Ren Stinson PhD (ミネアポリス戦争帰還兵病院PTSD治療センターサイコロジスト) 通訳:森田ゆり http://empowerment-center.net/koza/ 研修テキストができあがりました。その最後に書いた企画者の言葉です。 企画にあたって 森田ゆり エンパワメント・センター 人間は直立することによって手が使えるようになり道具をつくり、さらに言語を持ったために、地球のいのちをコントロールし、文明を発達させてきました。しかし同時にその文明テクノロジーゆえに地球のいのちは犯され、言語思考ゆえに心の病に翻弄されるという深刻な問題を抱えてきました。 人間は道具と言語を持ったがゆえに他の生物よりもはるかに残虐な闘争の歴史を歩んできました。そして今、道具と言語を使っていのちをコントロールしてきた文明のその諸刃によって、人間は地球のいのちと自らの心を深く深く病むことになりました。 制覇とコントロールからアクセプタンスへ。競争と勝利から共感と慈しみへ。頭から身体へ。饒舌からサイレンスへ。 第三世代行動療法から私たちは、対人援助の方法以上の生き方、そして「ことば」との付き合い方を学ぶことが出来るでしょう。