最新情報

謹賀新年 2024年元旦
オークランドCAから、自家製の門松と共に、新春のお喜びを申し上げます。

 

2024年の研修の最新情報は以下のブログへ、

https://ameblo.jp/yurimorita9/

または、以下のぺージへ

 

 

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朗報です!

2023年度の終了した研修受講を逃してしまった方のために、動画配信による受講が可能となりました。

詳細は、https://ameblo.jp/yurimorita9/のブログへ。

 

 

 

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ALOHA HEALING YOGA™    無料 Free ZOOMクラスclass へご招待

学校が休講になった2020年3月、すぐに準備をして始めた無料ZOOMクラス。週2回の開催を続けて休み続けて、3年4ヶ月になりました。一時は100人近い参加がありました。休校中は子ども達も参加しました。今は平均20人くらいでしょうか。北海道から沖縄まで日本各地から、海外からも休みなく参加される常連メンバーも十数人おられます。老若男女、子どもも参加しています。名前を出しただけ一度だけのぞきにくるもOK。来れるときだけの参加もOKです。

心身の不調に悩む方、身体障害のある方、虚弱体質の方たちが、続けて参加することで健康への大きな変化を体現されています。増進をされています。 健康な方は、さらなる気の充実を経験されています。

森田ゆり主催 ALOHA HEALING YOGA™ zoom Class

毎週(木thu  )と(土sat) 10:00~11:30に開催(Japan time)

やしの木参加費無料  

やしの木事前登録を一度だけしたら、その後は1回だけの参加もOK 来れるときだけの参加もOK。

登録は、こちらクリック(登録はこちら register here)→ zoomYOGAクラス登録

お名前と、メールアドレスを入力してご登録ください。

登録後、zoomYOGAクラス参加URL等のご案内メールが届きます。

木曜クラス:リードは全て 森田ゆり   Yuri Morita leads Thursday class

土曜クラス: アロハキッズヨーガ認定リーダー達のリード

 

 

 

 

 

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2023年度 エリクソン派イメージ催眠を使うインナーファミリー円卓会議:第四期

詳しい情報とお申し込みはこちらへ

全6回ともzoom開催  10時〜17時 収容人数:30人(定員になり次第締め切り)

第一回 2023年9月24日(日)
第二回 10月15日(日)
第三回 10月28日(土)
第四回 11月11日(土)
第五回 11月18日(土)
第六回 12月10日(日)  

 

参加条件:全6回参加可能な人 精神科医や心理士である必要はありません。

詳細は研修ページへ

 

 

 

 

 

 

「家族えん会議ファシリテーター養成講座:家族とコミュニティのエンパワメント」の2023年度の開催は秋季に検討中です

講師 森田ゆり

 

22年度高槻会場開催は全国各地から60名を超える参加者が結集し、大好評でした。ありました。

 

2022年10月8~9日(土日) 10~17時  大阪府高槻市クロスパル402

2005年から数年間にわたって、大阪、沖縄、新潟などで実施を毎年続けた養成講座です。

MY TREE親プログラムのフォローとして活用するため、2010年ごろまでは、MY TREE プログラム実践者の必須スキルアップ研修でした。

家族えん会議の模擬に参加し、グループ展開のダイナミックスのパワーを体験しながらスキルを学んでいただくために、on lineではできない養成講座です。

今回、10月8~9日の日程と高槻会場が空いたために、当事者、家族、コミュニティを一度にエンパワーする対話力スキルをつけるこの養成講座を開催します。

2020年から3年間、対話力、コメント力のスキルアップ、ニーズアセスメントのための支援者の対話力研修の基礎編、実践編をZOOM開催してきましたが、「家族えん会議ファシリテーター養成講座」は、その上級研修となります。

 

ファシリテーション力:サークルとダイアローグ(対話)をつなげる力

 議は虐待やDV の当事者(被害者、加害者、その家族やコミュニティ)が一同サークルに会して、対立や暴力を対話によって解決する方法である。北米の先住インディアン、ニュージーランドのマオリの古来からの問題解決方法にルーツを持つ。

当事者のニーズを中心にしたエンパワメント支援の有効な方法である。

修復的正義、ファミリー・グループ・カンフェレンス、オハナ会議、ピース・サークル、ファミリー・ユニティ等々、世界各地で様々な名称で実施されている。校内暴力やいじめ、児童福祉における虐待やDVケース、少年事件、職場のセクハラ・パワハラケース、性虐待などの諸分野で、ファシリテーターの対話力に導かれて驚くほどの効果をあげてきた。

MY TREEペアレンツ・プログラムでは、終了後のフォローアップとして、当事者が望む場合は家族えん会議を実施している。その詳細は、「虐待・親にもケアを:生きる力をとりもどすMY TREEプログラム」(森田ゆり編著 築地書館2018年)の145〜153頁を参照。

 サークルとダイアローグをキーワードとする当事者中心のコミュニティ支援は、メンタルヘルスの治療方法にもパラダイム・シフトをもたらした。80年代初頭にフィンランドの病院で始まったオープン・ダイアローグは、統合失調症や引きこもりからの回復のために、2015年頃から日本でもその実践の取り組みが始まっている。

非行、犯罪、対立、暴力、偏見、差別、虐待などの抑圧によって負った傷つきトラウマからの回復と癒しを、薬投与中心の精神医療や個人心理療法に求めるのではなく、当事者とその家族、親族、支援者、コミュニティの人々を中心にした環境を変えることで個人の心身の健康を取り戻す取り組みも80年代に始まった。そこでの共通する方法もサークルとダイアローグである。

 

 

家族えん会議

家族えん会

米国のアミティ治療共同体は嗜癖や収監の当事者だった人たちによって1981年に始まったNPO団体だ。現在は、アリゾナ州、カリフォルニア州、ニューメキシコ州で嗜癖や収監からの回復にとどまらず人間としての成長を促す大掛かりな更生施設を運営する。

 

 

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第8回「MY TREEジュニア・プログラム」 〜性暴力加害の子ども&ティーンズと被害児の回復〜  養成講座  ZOOM開催 

2022年 7月16(土)17日(日)18日(祝)の3日間

講師:森田ゆり

 

目的:性暴力の加害をした子ども・ユースの回復と暴力被害のトラウマから回復するための2冊のワークブックを使って

  子どもの回復ケア「MY TREE ジュニア・プログラム」実施のために必要なことを学ぶ。

「MY TREE Jr・くすのきプログラム:性暴力加害ユースの回復」40頁 17セッション

「MY TREE Jr・さくらプログラム:暴力被害を受けた子どもとティーンズの回復」28頁 11セッション

 この二つのワークブックを使って子どもの心身の回復のために必要なことを学んでいただきます。児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設、里親研修、学校などでのカウンセリングや個人セラピーの場で、このワークブックを使ってください。グループプログラムではありません。

受講料: 38000円(消費税込み+使用テキストの郵送料込み) (2冊のワークブック代は受講料に含まれます。ワークブックはこの養成講座の受講生にしか配布されません。

必須テキスト:「虐待・親にもケアを:生きる力をとりもどすMY TREEプログラム」(森田ゆり編著 築地書館) 「トラウマと共に生きる」(森田ゆり編著 築地書館) 「体罰と戦争」(森田ゆり著 かもがわ出版)

 

「簡潔で的確なコメント力の高度なスキルアップ」訓練の1日

講師の都合で日程が変更になりました。 

2022年7月30日(土)10時〜17時

昨年同様、ZOOM開催です | 講師:森田ゆり

MY TREEペアレンツ実践者でまだ受けていない人は、受講必須です。

 

 

「エンパワメントとレジリアンスの技法」

 

 2022年8月6日(土)zoom 開催になりました | 講師:森田ゆり

 

 

 

 

人気の最先端研修

 

「対話力をアップする:リスクアセスメントからニーズアセスメントへ:DVと子ども虐待併発家庭の検証から  」

 

    820~21日(土日)zoom会場開催になりました  講師:森田ゆり

 

 

 

ジャッキーのjpg

Jackie Wrights

第3波行動療法全米トレーナー   トラウマ治療センターMETA所長

2022年3月19、20、21日の研修セミナーは、再度延期になりました。

新たな日程は、2022年10月8、9、10日(土、日、祝)です。

 

延期になったことについて、ジャッキーさんより、ビデオメッセージが届きましたので、

下記のURLより、ご視聴ください。

https://youtu.be/IjQgwmKOlVk

ジャッキーさんのPE(持続エクスポージャーセラピー)についての動画も御覧ください

https://youtu.be/nYpA8_1d4So

日本国政府が外国人の入国規制を先日3月1日に緩和したため、急遽、特別入国許可を申請して得ることができました。

しかしその一方で、国内のコロナ状況は変わらず、大阪に来ることに不安がある申込者のキャンセルが続いていて開催が困難になりました。パンデミックの始まった2020年3月の開催を予定して2019年から準備を始めた研修セミナーです。

10月には、できるだけ多くの方(定員50人)が参加できるベストな環境を期待して、

新たな準備に取りかかります。

10月に参加するためには、今回申し込まれた方も新たに申し込む必要があります。

https://ws.formzu.net/dist/S48641183/

 

2022年元旦

新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。元旦の御来光を拝しながらヨーガの太陽礼拝をしているブログのリンクを持ってご挨拶に返させていただきます。

https://ameblo.jp/yurimorita9/entry-12719186078.html

 

 

1月3日の東京新聞の朝刊に、かなりのスペースをとって、ALOHA KIDS YOGA™とヒーリングヨーガのこと、MY TREEプログラムのこと、私のエンパワメントの原点、などについてのインタビュー記事が載りました。

東京新聞特別報道部

https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/support/51079/  

 

1月の研修予定に変更があります。このすぐ下を至急ご確認ください。

 

2022年の研修スケジュールが確定しました。2022年後半に森田は米国カリフォルニア州オークランド市に居を移しますので、会場開催の研修は、今年が最後になります。従来は年に二回、大阪と横浜で開催した研修も今年は大阪のみになります。

全ての研修は10時〜17時開催   講師は3月の海外招聘研修以外は、全て森田ゆりです。

研修の日程については、http://empowerment-center.net/schedule/ へ。

研修内容の詳細・申し込みについては、それぞれのタイトル名をクリックしてページへリンクで飛んでください。

 

2022年1月12日現在の速報 

以下二つの研修予定に変更があります。ご確認下さい

 

「簡潔で的確なコメント力の高度なスキルアップ」訓練の1日

講師の都合で日程が変更になりました。 

2022年7月30日(土)10時〜17時

昨年同様、ZOOM開催です | 講師:森田ゆり

 

ヒーリング瞑想とボディワーク

2022年2月11日と12日(祝・土)10時〜17時

講師:森田ゆり   ZOOM開催(録画自動配信付き

瞑想・ボディワークの初心者も、熟練者もご参加ください。

心と身体の不調からの回復、予防、健康維持に特化したヒーリング瞑想を伝授します。

脳の神経生体科学による瞑想効果のエビデンスを学びます。

ヒーリング呼吸とボディワークによって、インナーマッスル(深層筋)のパワーを体感します。深層筋と脊椎の中枢軸の連動によって、従来のアナトミカルな人体機能理解を超える、新しいパラダイムに到達してください。大腰筋がトラウマを記憶することを身体で理解されることでしょう。

2日目は、それを支援者、治療者、教育者、親として、クライアント、生徒、子どもにどう伝えるかのメソッドを学んでいただきます。

2日目終了後の、17時〜18時は 「ほろ酔いタイム」自由に集います。

参加費・2万4千円(消費税込み・録画配信付き) 

必須テキスト・  「トラウマと共に生きる」森田ゆり編著  書店で注文購入できます。

         「虐待・親にもケアを」森田ゆり編著   書店で注文購入できます。
         「ALOHA KIDS YOGA」  
          (エンパワメント・センターに注文 550円(税込)+郵送料180円)

 

アロハヒーリングヨーガのYOUTUBE

10分〜20分のクラスを月に一回アップしています。

 

▼zoomのアロハヒーリングヨーガクラスの更新リンク

無料のZOOM ヒーリング・ヨーガ・クラスにいつでもどうぞ。
Join my ZOOM Healing Yoga free classes.
全国から、アメリカからも、大人も子どもも男性もシニアも参加されています。
毎週木曜と土曜の10am~11:15am  Thu.and Sat. 10am (Japan time)

100人を越えると入室できません。

このミーティングに事前登録する:

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZArcO-vrDsvGNZURWnRiqyijCxKthumkLX_

登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

 

▶︎ALOHA KIDS YOGA™リーダー養成講座受講済みの方で、全国のアロハキッズヨガのグループFBに参加希望の方。このリンクから申請してください。

https://www.facebook.com/groups/1679703142283434

 

 

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2021年

 

ALOHA KIDS YOGA™
アロハヒーリングヨーガ
全国フォーラム
大成功のうちに終了しました。

2021年10月23日(土)13時〜17時ズーム


見逃した方   
動画配信を申し込めます

 https://ws.formzu.net/dist/S61675128/

facebookの アロハ・キッズ・ヨーガページ

https://www.facebook.com/groups/1679703142283434


◆◇ 2022年度の研修日程が確定しました。研修のページでご確認ください。◆◇

 

 

2021年度11月、12月の研修は、コロナ禍のため日程変更があります。

 

11月20〜21日トラウマ治療の最前線から:第3波行動療法5

日本国政府の外国人入国規制が解けそうにないため、
ジャッキーさんの11月の来日が
来年に再再再延期になりました。

【延期日時】2021年3月19日(土)〜20日(日)10:00-17:00

ジャッキーさんは、日本の方々との対面での研修を強く希望され、
参加者の皆さんと過ごす3日間を
辛抱強く心待ちにしています。

今回、11月の予定に、すでに申し込まれた方も、
改めて、日程をご確認の上、参加希望される方は、
お手数ですが、あらためて再度の申し込みが必要です。

※日程変更のため、不参加の場合は、お申込不要です。

(再申込用)エンパワメント・センター研修参加フォーム
https://ws.formzu.net/fgen/S48641183/

会場:大阪府高槻市生涯学習センター 3階 研修室

講師:ジャッキー・ライト
http://themetaclinic.com/

通訳:森田ゆり

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性暴力被害トラウマの効果的治療法2つ
CPT(cognitive processing therapy)と ソマッティクワーク

この講座も、2022年3月21日(祝)に変更となりました。

(再申込用)エンパワメント・センター研修参加申込フォーム
https://ws.formzu.net/fgen/S48641183/

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MY TREEペアレンツ父親プログラム実施のためのステップinサークル のファシリテーション技法+泣く力の子育て+家族えん会議開催の方法と練習

12月12日(日) 

この研修は一般社団法人MY TREE主催になりました。

受講資格は、MY TREEペアレンツ・プログラム実践者養成講座を受講済の方となります。詳しくは、mytree2001@gmail.com にお問い合わせください。

すでにこのサイトから申し込まれた方も、お手数ですが、再度MY TREEから申し込んでください。

高槻の会場(クロスパル201号室)で実施します ZOOM開催にはなりません。 

講師:森田ゆり

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10月11日の「新版・しつけと体罰」は、オリンピックが開催となりこの日が祝日ではなくなったため、キャンセルになりました。

2022年度の1月22日にZOOMでの開催を予定しています。

 

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毎週火曜日の高槻クロスパルでのアロハヒーリングヨーガ無料クラスは、予定通り再開しています。従来通り火曜日の朝10時〜11時10分 702号室です。会場費として500円のカンパをお願いしています。

 

 

 

アロハヒーリングヨーガのYOUTUBE   10分〜20分のクラスを月に一回アップしています。

 

ALOHA KIDS YOGA™リーダー養成講座受講済みの方で、全国のアロハキッズヨガのグループFBに参加希望の方。このリンクから申請してください。

https://www.facebook.com/groups/1679703142283434

 

▼zoomのアロハヒーリングヨーガクラスの更新リンク

無料のZOOM ヒーリング・ヨーガ・クラスにいつでもどうぞ。
Join my ZOOM Healing Yoga free classes.
全国から、アメリカからも、大人も子どもも男性もシニアも参加されています。
毎週木曜と時々土曜の10am~11:15am  Thu.and Sat. 10am (Japan time)

100人を越えると入室できません。

このミーティングに事前登録する:

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZArcO-vrDsvGNZURWnRiqyijCxKthumkLX_

登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

 

 

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10月23日13時からのALOHA KIDS YOGA™全国フォーラムZOOM開催にご参加下さい。どなたでも参加できます。

各地のALOHA KIDS YOGA™リーダーたちの活躍の報告。子どもたちのパーフォーマンス。

大阪とカリフォルニアを二大拠点とするALOHA KIDS YOGA™国際的な活動展開のビジョン等。

お申込など、詳しくはこちら

http://site.wepage.com/aky2021

 

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2021年 海外招聘講師の特別企画 度重なる日程変更・延長の末11月20〜21日なりました。

すでに古い日程で申し込まれている方は、お手数ですが、あらためて再度の申し込みが必要です。参加費は当日現金払いですので振り込入金はしないでください。  会場は大阪府高槻市生涯学習センター 3F 研修室です。

「トラウマ治療の最前線から:第3波行動療法シリーズ5

パニック、強迫性障害、PTSDに苦しむ人のためのPE(エクスポージャー)療法を米国のDBT(弁証法的行動療法)全米トレーナーとPEのセラピストから学び、ワンランク上の支援者スキルをマスター

ゲスト講師:ジャッキー・ライト Jackie Wright, LICSW

Minnesota Evidence-based Therapy & Assessment Clinic

元ミネアポリス戦争帰還兵病院PTSD治療センター  クリニカルソーシャルワーカー

通訳:森田ゆり

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同じ講師による一日セミナーも、11月22日に変更になりました。以前の日程ですでに申し込まれた方も、再申し込みが必要です。参加日の振り込入金はしないでください。

性暴力被害トラウマの効果的治療法 2つ

CPT(cognitive processing therapy)と ソマッティクワーク

講師:ジャッキー・ライト  Minnesota Evidence-based Therapy & Assessment Clinic

通訳:森田ゆり 2021年11月22日10時〜17時

大阪府高槻市生涯学習センター3F 第二会議室

 

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「簡潔で的確なコメント力と対話力の高度なスキルアップ 徹底訓練」ZOOM開催 で終了しました。2021年4月11日(日)10時〜17時

昨年の初ZOOM開催で定員を越す申し込みがあり、大変好評でしたので、今年もとの要望にお答えします。

心理士、医療関係者、カウンセラー、教師、保育士、福祉士、そのほかの現場にいる方に、高度なスキルアップを保証する研修です。明晰でかつ魅力的なスピーカー・話し手になる訓練としても大いに役立ちます。MY TREEプログラムで使っているのスーパービジョンの方法論を学び、語尾、言い回し、あいまい語排除の徹底チェックから、コメント返し5原則、Validation の方法と実技練習、支援者の10の前提、などを使って、エンパワメントをベースにした支援者の力量を一気に大幅にアップさせます。MY TREEを例にした模擬例題、ロールプレイをいくつもやっていただきます。(オンライン開催になりましたので、ロールプレイなど参加型アクティビティはできません。)

代わりに、目黒虐待死事件を事例として、クライアントのSOSニーズを引き出す対話力のスキルを学んでいただきます。

日程:2021年4月11日(日)10時〜17時  ZOOM で開催  

講師:森田ゆり  定員40人   参加費:1万2千円(消費税込)

使用テキスト:「虐待・親にもケアを:生きる力をとりもどすMY TREEプログラム」(森田ゆり編著 築地書館)  「トラウマと共に生きる」(森田ゆり編著 築地書館)

 

 

 

ブログ新連載
心と身体の癒し  瞑想とALOHA KIDS YOGA  スピリチュアルな意識のシフト その他エッセーを書いています。

 

ALOHA HEALING YOGA™無料ZOOMクラスへのご招待

学校が休講になった2020年3月、すぐに準備をして始めた無料ZOOMクラス。週2回の開催を続けて、1年4ヶ月になりました。緊急事態宣言中は100人近い参加ありました。休校中は子ども達も参加してくれました。今は平均20人ぐらいでしょうか。北海道から沖縄まで日本各地から、海外からも休みなく参加される常連メンバーも十数人おられます。男性も子どもも参加しています。

 

以下のURLで申し込みください。一度申し込みをしておけば、どのクラスにも入れます。

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▼zoom YOGAのリンク

Yuri Moritaさんがあなたを無料Zoomミーティングに招待しています。
Yuri Morita invites you to the free Zoom Healing Yoga Class
毎週木曜, 時々土曜の朝10時〜11時15分     Every Thur, & Some Sat.10:00 AM Japan Time   Come in any day.

日程をチェックしてあなたの都合の良い日にご参加下さい。

このミーティングに事前登録する:

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZArcO-vrDsvGNZURWnRiqyijCxKthumkLX_

登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

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Youtube 無料ヒーリング・ヨーガ・クラスを始めました。
テーマごとに15分以内のクラスを隔週で配信しています。
第一回「初心者のためのヒーリング・ヨーガとマインドフル瞑想」
第二回「海の力をもらうヒーリング・ヨーガと瞑想」
第三回「誰でも体幹が強くなるヒーリング・ヨーガ」

第四回「パートナーヨーガと森のヨーガを楽しもう」

第五回 「デトックスの1分間太陽礼拝&うつ回復の1分間瞑想」

第六回「ALOHA KIDS YOGA™と子ども達へのインタビュー」

https://youtu.be/sCy0isdq0E4

New series of 15 mi. youtube  Healing Yoga classes  by Yuri Morita

無料Youtube yogaクラスは、このホームページのトップページにYoutube最新YOGA動画があります。

 

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2021年度の研修、養成講座の予定   

お待たせしました。

2021年度の研修、養成講座の予定が決まりました。例年は10月までにお知らせしていますが、今年は新型コロナの感染状況悪化の影響で、予定お知らせが遅くなったことをお詫びします。斬新な新企画がいくつもあります。楽しみにしてください。講師も意欲満々で準備にかかっています。研修一覧および詳細は、研修ページへ行ってください。http://empowerment-center.net/koza/ ‎

・今後の新型コロナ感染状況によって、会場が使用不可になった場合は、予定の変更やキャンセルがありえますので前もってご了承お願いします。

・参加費が値上がりになっています。ご注意・ご確認の上、申し込んでください。

 

第一弾企画!

2021年度の最初の企画は、以下のチラシをご覧ください。陽気で楽しいOn Line 全国シンポを企画しています。

日本中からたくさんの方の参加を予想しています。マスコミの方で報道意図のある方はご連絡ください。

もっと見やすいチラシは、FBやブログにアップしています。 https://ameblo.jp/yurimorita9/entry-12634718349.html

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MY TREEペアレンツ・プログラム2021年実践者養成講座    

詳細申し込みはこのホームページではなく、https://mytree-p.org/h

2021年5月1〜2日 10時〜17時 高槻  養成講座 理論編

2021年6月26〜27日 10時〜17時 高槻  養成講座 実践編

2021年3月20〜21日 横浜  基礎講座はキャンセルになりました。

 

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Youtube 無料ヒーリング・ヨーガ・クラスを活用してください。
テーマごとに10〜15分以内のクラスを毎月配信しています。
第一回「初心者のためのヒーリング・ヨーガとマインドフル瞑想」(5月)
第二回「海の力をもらうヒーリング・ヨーガと瞑想」(6月)
第三回「誰でも体幹が強くなるヒーリング・ヨーガ」(7月)
第四回「パートナーヨーガと森のヨーガを楽しもう」(8月)
第五回「朝の1分間太陽礼拝でデトックス+うつ回復の1分間瞑想」(9月)
第六回「子どもたちとkids yoga  その後 子ども達にインタビュー」(11月)special ! 30分クラス
New series of 10〜15 mi. youtube  Healing Yoga classes  by Yuri Morita
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ALOHA HEALING YOGA™  Free ZOOM無料クラスのご招待

ALOHA HEALING YOGA™無料クラスは

9月27日よりZoomのセキュリティ仕様変更のため、参加する際、パスコードが必要になりました。
パスコードは 640970 です。

お手数ですが、再度、下記URLより、事前登録の上、ご参加ください。

このミーティングに事前登録する:

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZArcO-vrDsvGNZURWnRiqyijCxKthumkLX_

登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

年末年始は、森田が1年半ぶりにカリフォルニアに戻るために、以下の予定で開催です。

12月最後の2週は、クラスは有りません。

1月2日(土)もなしです。1月7日と9日は有ります。次の週はなくて、1月21日(木)から再開です。

Yuri Morita invites you to the free Zoom Healing Yoga Class
Every Th, & Some Sat.10:00 ~11:15AM Japan Time 

ZOOM虎クラス森田ゆり

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ブログ新連載 始めました。
話題の連載エッセー「うつ病と闘った3年の日々からの贈り物」も20回を超えて、そろそろ終わりに近づいてきました。
そのほか、心と身体の癒し スピリチュアルな意識のシフト 時事エッセーを書いています。
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6年目になる高槻会場でのALOHA HEALING YOGA™無料クラスは再開しています。
今まで通り 毎週火曜 朝10時〜11時15分 
高槻市クロスパル第6会議室 
2020年12月4週からおやすみです。21年度は1月19日から再開です。

来週の水曜日5月27日の日本時間の夜10時から、英国のメディアで「DVと子ども虐待は感染症同様、公衆衛生を脅かす」と言うタイトルで講演します。

いわゆる国連が言っているシャドー・パンデミックとしてのDVではなく、ほぼ有史以来、人類がいまだ束させることができないでいるエンデミックとしての女性と子どもへの暴力の蔓延に、今こそ世界で力合わせてstopを。
「DVと子ども虐待は公衆衛生の最重要課題」と30年間言い続けて来て、ようやく耳をかす人が出て来たのかな。
DVと性暴力という「男性問題」に、心やさしき非暴力の男たちがマスとして立ち上がる時が来たことを問題提起します。もう傍観者ではいられない。ByStandersになってください。
1時間の番組で45分ぐらいの講演。どんな質問が出るか楽しみ。
200人   が参加予定。日本からも大学研究者やジャーナリストが何人も参加とのこと。 伊藤詩織さんーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

◆エンパワメント・センターは、エンパワメントの視点を、家庭、学校、福祉、医療企業、行政の日々の仕事と実践の中で生かしていくための研修センターです。

「エンパワメント」や「レジリアンス」という言葉が広く使い古されて、今日ではその本来の社会と個人のダイナミックな変革概念を失いつつあります。エンパワメント〜人権〜レジリアンスのそれぞれの起源と発展の論考、相互の関係性の理解については、以下を参照。

「エンパワメントと人権:心の力のみなもとへ」(森田ゆり著 解放出版社 1998年)出版社へ直接注文

「虐待・親にもケアを:生きる力をとりもどす」の3章)(森田ゆり著編 築地書館 2018年)

年一度の研修「エンパワメントとレジリアンスの技法」(2021年9月20日 @横浜)を受講し、その思想と概念がどのようにして、社会運動の中から生まれたかを理解してください。研修ページへ。

 

英語サイトはこちら
▼   ▼   ▼
The English Site of the Empowerment Center Yuri Morita 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019年11月28日

香川県主催で「DVと子ども虐待併発家庭への支援」というテーマの研修講師を務めました。児童相談所の元県職員の方々が中心になって企画し、現職員、其のほか関係機関の人々が250人ほど参加してくれました。目黒虐待死事件が最初に起きた所。国の検証委員会報告が児相の対応を強く批判した県。其の県の児相の方々が私を講師に招いてくれたこと、嬉しく思います。

来年初めには、野田虐待死事件が最初に起きた沖縄県糸満市で、同じテーマで県主催の研修を依頼されています。児相職員研修という位置づけです。

サイゾーウーマンという若い女性に人気のネット媒体に目黒事件の雄大被告におけるDV加害の4つの特徴について書きました。彼が刑を終えた後の母子の安全が心配です。
https://www.cyzowoman.com/2019/11/post_256430_1.html

 

同じテーマで、丸一日を使って問題の視点の把握と、具体的支援の方法をしっかりと学んでいただく研修を2020年2月2日に大阪で開催します。年に一度だけの開催です。「DVと子ども虐待併発家庭への支援」                     

   2020年2月2日(日)10時〜17時  会場:高槻市    講師・森田ゆり

対象:どなたでも。DV被害者支援、子ども虐待ケースに携わる方は特に              

趣旨:目黒・野田虐待死事件には重大な二つの共通点がありました。その一つはどちらも母親が深刻なDVを受けていた中での父親から子への虐待。そのことを丁寧に検証せずに、私たちは二つの命が失われたこれらの事件から何一つ学部ことはないでしょう。

  • DV家庭内ダイナミックス「スケープゴードと同盟関係」が目黒事件で起きていた構図。
  • 支援は、リスクアセスメントよりもニーズアセスメントを。
  • DV加害者の4つの主要な特徴から、目黒事件の雄大被告の公判を検証する  →    サイゾーウーマンというネット媒体に雄大被告におけるDV加害の4つの特徴を書きました。彼が刑を終えた後の母子が心配です。https://www.cyzowoman.com/2019/11/post_256430_3.html 研修参加者は必読。
  • 法務省が検討を始めた離婚後共同親権制度は危険!                            子どもを両親の争いの只中に晒し続ける制度。                             DV・虐待のある元伴侶から離婚後も、子どもを守れない制度。                       親の権利の主張の間で子どもの人権が蹂躙される制度。      
  • 参加型研修:参加者の疑問やケースワーク事例を聴きながら、エンパワメントの支援の具体を講義します。    参加費:1万円(消費税込)    定員:50 人                              必須テキスト:「ドメスティック・バイオレンス:愛が暴力に変わるとき」(森田ゆり著 小学館文庫657円+税)「体罰と戦争」(森田ゆり著 かもがわ出版 2400円+税)

 

森田ゆり著「目黒虐待死事件・母親に対する異例に重い判決の意味」は、このサイトの「エッセー・論文」ページからダウンロードしてください。

 

 

 

6月22日土曜日の朝日新聞読書欄で、拙著近刊「体罰と戦争:人類の不名誉な二つの伝統」が紹介されました。体罰と戦争  その後いくつものメディアで書評、紹介がされて話題となっています。

「 人間はほかの動物と比べると、同類間の破壊的な行動が際立って見られる種(しゅ)です。同類間で傷つけあい、殺しあう動物はほかにもいますが、人間ほどマス(大量)レベルで同類攻撃をする動物はほかにいません。そのような同類間攻撃行動のうち、何千年にもわたって止むことなく続いてきた人間のふたつの不名誉な伝統が、体罰と戦争です。このふつには共通点がいくつもあります。」(本書 はじめに より)

「それぞれの6つの問題点も共通しています。

「体罰の6つの問題
1 大人の感情のはけ口であることが多い
2 痛みと恐怖感で子の言動をコントロールする
3 他のしつけの方法を考えなくなる
4 子の成長にともなって暴力がエスカレートする
5 体罰を見た他の子どもにも心理的ダメージを与える
6 時に取り返しのつかない事故を引き起こす

戦争の六つの問題
1 戦争がもたらすばく大な利権欲求のはけ口であることが多い
2 不安と嘘を蔓延させることで大衆の言動をコントロールする
3 他の外交解決方法はないと思わせる
4 小さな武力衝突や攻撃がエスカレートし長期化する
5 戦争に巻き込まれた人びとの身体的、心理的ダメージは計り知れない
6 取り返しのつかない殺傷と環境破壊を確実に引き起こす」
(「体罰と戦争」森田ゆり かもがわ出版 第5章より)

虐待と暴力に向きあい続けてきた森田ゆりの人間の命と尊厳を守る渾身の書。7世代先を見通し、誰でもができることとして希望を語る。

ここでも紹介しています。NPO法人ウィメンズアクションネットワーク>>女の本棚>>

https://wan.or.jp/article/show/8422

 

9月の研修案内

2019年9月29日(日)@高槻 「新・しつけと体罰:最新の脳科学から理解する体罰に代わる関わり方の参加型講座」

世界を癒す2

・今年6月に家庭での体罰禁止が法制化されました。しかし法律を作っただけでは何も変わりません。子育て、福祉、教育、家庭支援、メディアの現場にいる皆さんが、体罰を容認する文化にチャレンジし、体罰に代わるしつけの方法を啓発する地域レベルでの活動展開が不可欠です。その具体的な方法、アクティビティ、理念、言葉かけのスキル等をこの研修でしっかり学んで、今すぐあなたの仕事・活動に活用してください。6割以上の人が「しつけに体罰は必要」と考える日本社会を変えるために、来年4月法律が施行になる前に、「体罰が必要な時はない体罰禁止のエクスパート」となってください。

・森田の最新刊「体罰と戦争:人類の不名誉な二つの伝統」があちこちで書評に取り上げられ話題になっています。この研修はこの本もテキストにして行います。本の最終章・マイケル・ジャクソンは、「父親からの体罰によって負った子ども時代の深いトラウマを、戦争と貧困と虐待に苦しむ世界の子どもたちを支援する様々な行動と、子どもを癒そう、世界を変えよう、とのメッセージ曲を次々と作り歌い続けることで、世界中の人を魅了する音楽とエンターテイメントのアートにまで昇華した稀有な存在でした。」(「体罰と戦争」より)マイケルが残してくれた「子どもの7つの権利章典」と、彼が残した次世代への希望を引き継ぎましょう。

 

 

ビヨンセ妊娠

10月の研修案内

「エンパワメントとレジリアンスの技法」10月25日(日)@高槻

 

目黒虐待死事件、野田虐待死事件はどちらも父または義父によって子どもが虐待されていただけでなく、母親への深刻なDVも起きていたケースでした。DVと子ども虐待が併発するケースの家庭内ダイナミックス、アセスメント、対応方法を図解で理解し, 加えて解離性障がい(DIDやOSDD)のクライアントへの支援の基礎も学びます。 

 

 

 

 

2019年4月20日(土)と4月21日(日)10時〜17時  @高槻

マインドフルネス〜瞑想〜ヨーガの歴史、理論、実践を学ぶ 一年に一回限りの高槻での研修。まだ空きがあります。

ヨーガ関連研修チラシ

 

 

 

 

 

 

 

「マインドフルネスと心理療法」の研修  2019年1月

大阪市内の児童養護施設、児童心理治療施設の心理士の方達60人に「マインドフルネスと心理療法」の研修を丸半日を使ってしました。マインドフルネスの起源が、パーリ語のsatiにあることの東洋と近年の西洋の歴史の脳研究の展開、水に入った一杯のグラスのたとえで学ぶsatiの意味。扁桃体トレーニングとしての瞑想の脳理解。過去5年間の児童施設でのアロハ・キッズ・ヨーガの実践成果。子どもたちが描いたたくさんの絵や驚くほどの効果のエピソードなどなど。そして瞑想とヨーガのミニ実技練習。受講された心理士さんたちが現場で使っていくきっかけとなることを願って。
同じ内容での1日研修を2月2日(土)に高槻でします。曼荼羅瞑想の写真

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「MY TREE ジュニア・くすのきプログラム:

性加害行動の子どもとティーンの回復ために」

実践者研修

2019年1月12、13、14日(土、日、祝)

高槻市

 

ようやく児童施設や学校での子どもから子どもへの性暴力の深刻さが課題にされるようになりました。加害行動を示した子どもとティーンズには、即座に回復プログラムに繋げることが必要です。
加害からの回復は、被害体験のていねいなケアから始まります。そしてそれが有効性を発揮するのは、性加害が常習的になってしまう前。性犯罪者は一生に平均380人の被害者を出すという統計が出ています。一人の性加害をした子どもが回復すれば、380人の被害者を出さずに済むのです。とても緊急性を要する事柄です。
2冊のフリガナ付きワークブックを使って、今すぐに回復ケアを初めてください。研修受講後メールやLineでの無料コンサルテーションをします。
2019年1月12、13、14日に高槻生涯学習センターです。
詳細はhttp://empowerment-center.net/

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画像に実れしい性せるもの:1人      自動同形はありません。
 

速報! 年間研修一覧案内には載せていない、二つの新企画・特別研修 
2月2日と2月3日 高槻

特別研修

エンパワメントとレジリアンスの技法

DV家族内力学と性虐待とマインドコントロールによるDID解離ケースから

講師:森田ゆり

2019年2月3日10時〜17時 高槻

ビヨンセ妊娠

あなたはエンパワメントとレジリアンスという今やとてもポピュラーになったそれぞれの言葉の始まりを知っていますか。どのようにしてこれらの概念が生まれ使われて来たか知っていますか。

あなたは、どちらの言葉も、マイノリティの人権獲得の闘いの中で生まれたことを知っていますか。

70年代から80年代の人種マイノリティ、女性や子ども、障がい者の人権獲得の運動に身を置いていた者としては、闘いとってきたこれらの言葉が、日本ではその本来の意味が忘れられてしまい単なる流行り言葉になっていることが無念でなりません。

「エンパワメントとは力をつけることです」という有識者達の身勝手な解釈は、がんばれがんばれの掛け声となり、今や自己責任論という抑圧の論理の中に取り込まれてしまいました。

エンパワメントとレジリアンスの用語を使っている人、興味のある人。日本では全く知られていないこれらの言葉のオリジンを示す研究資料を共に読みましょう。映像を見ましょう。

<エンパワメントとレジリアンスと人権>は不可分に結びついた概念です。その概念を図式化したチャートを活用して、支援のツールとして使うノウハウを事例で学びます。

 特にMY TREE ぺアレンツまたはMY TREE ジュニア・プログラムを実施している人、その実施に興味のある人には必須の研修です。MY TREE プログラムは人権とエンパワメントを土台にしたプログラムだからです。しっかりと揺るがない土台を築いて、ぶれない支援者であってください。

MY TREE プログラムの参加者に時々見られる解離性障がいの方達へのエンパワメントの関わりも学びます。解離もまたレジリアンスの一つと言えます。

  

ゲッコイラスト

特別研修

心と身体のケアを支援する人が使う

ヨーガ・瞑想・マインドフルネス 

蓮華花

講師 森田ゆり 

ヨーガや瞑想のヒーリング効果や攻撃行動の修復効果が、世界では脳研究でも数量研究でも明らかなエビデンスを次々と出しています。

看護師、理学療法士、助産師、保健師、医師、福祉ワーカー、カウンセラー、教師、コーチ、里親、親、友人、隣人として、メンタルにフィジカルに苦しい状態の人の支援、寄りそいの中で、ヨーガ(動くめいそう)、瞑想(マインドフルネス)を活用してください。簡単に教えられるいくつもの動きをケアのメニューに持っていると、あなたの支援者としての力量、専門性は多いにアップします。

ヨーガ、瞑想、マインドフルネスの理論、思想、歴史については、森田講師の別の研修「マインドフルネスと瞑想(扁桃体トレーニング)」(大阪会場19年4月21日、横浜会場19年5月18日)と「アロハ・ヒーリング・ヨーガと心身のエンパワメント」(大阪会場19年4月20日、横浜会場19年5月19日)を受講ください。

今回の特別研修は、上記の座学を理解している人も、いない人も、支援の中で簡単に使える技法を練習します。特に子どもに教える際のコツも教えます。

ALOHA KIDS YOGA™の認定リーダーは、スキルアップ研修として是非とも参加してください。・養成講座ではやらなかった新しいポーズ  ・子どもに瞑想を教える更なる教え方を学んでいただきます。(研修はALOHA KIDS YOGA™を知らない参加者が実技習得できるように構成しています。)

MY TREE ペアレンツ&ジュニア・プログラムの実践者は、プログラムの中でする丹田腹式呼吸、瞑想呼吸、動く瞑想、木を観る瞑想、トトロ瞑想、ドラゴンボール元気玉瞑想、マイトリ瞑想の教え方、声の掛け方、うまくできない人へのコーチを、我流でするのではなく、しっかりと基本からマスターしてください。

ゲッコイラスト

クラウドファンディング成功!

クラウドファンディングが最後の日、クリスマスの日に、一気に377万円と目標金額の360万円を大きく超えて終了しました。拡散に協力してくださった皆さん。寄付してくださった方々に心から感謝です。最後の最後の寄付者からのメッセージには、涙が出ました。
「小2の娘にこのプログラムのことを話したところ、ぜひ自分のお年玉貯金から寄付したいとのことで、少額ながら支援させていただきます。」 

親の回復支援の必要性が理解されること少なく、それでも18年間続けてきたこの活動に賛同してくれる人々がこんなにいるんだと、心から嬉しく、感動の体験をさせていただいたクラウドファンディングの1ヶ月間でした。

子どもの笑顔のために 虐待に至った親たちの回復を支えたい

 

 

クラウドファンディング

子どもの笑顔のために 虐待に至った親たちの回復を支えたい

https://readyfor.jp/projects/lip-kodomo2018

 

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MY TREE ペアレンツプログラムとLiving in Peaceのコラボで11月20日にクラウドファンディングを始めました。数日であっという間に100万円を超えてびっくり。私たちの活動に賛同してくれる人々がたくさんいることが嬉しいです。

 サイトも充実しています。のぞいてください。

 そしてこのサイトの拡散にご協力ください。

 

 

 

 

最新の研修案内2018〜19年。このサイトから申し込めます。

2018年 8月 25日
19年刺激帰外

19年刺激帰中

第三回MY TREE 全国フォーラム「虐待・親にもケアを」開催

2018年8月5日

第三回MY TREE 全国フォーラム「虐待・親にもケアを」を2018年8月18日(土)12時〜16時半 大阪府高槻市にて開催します。

国の虐待対策のトップ、山本麻里審議官。MY TREE プログラムの修了生のスピーチ、効果調査報告、実践者のパネル、森田ゆりのトーク「脳生理学と人権」そしてアキラと手話歌など、盛りだくさんです。同名の以下の本の印税を使って開催しますので、入場無料です。参加人数に限りがありますので、申し込みが必要です。保育も無料です。みなさんのご参加を心よりお待ちしています。第三回全国フォーラチラシ表(1) 第三回全国フォーラチラシ裏(1)

新刊「虐待・親にもケアを:生きる力をとりもどすMY TREE プログラム」

2018年6月2日
虐待・親にもケアを:生きる力をとりもどすMY TREE プログラム」を築地書館より出版しました。2001年に開発して以来、今日まで17年間休むことなくこのプログラムを実施し続け、地道な成果を上げてくることができたのは、実に多くの方々の協力の賜物です。感謝の思いが溢れます。
困難の多かった人生の苦悩を言葉や絵にし、自分の怒りの感情の裏側に恐れながらも勇気を出して向き合い、自らの内的な変化を起こしていった親たち一人一人に感謝します。言葉と絵が感動を与えます。あなた方の生きることをあきらめない姿勢とこのプログラムへの信頼こそが、MY TREEを必要としている未知の人々へと手渡していく原動力に他なりません。

私にとっては、ちょうど30冊目の本になります。この分野での37年間の仕事の経験と思想の集大成となりました。昨夜は一人ささやかな祝杯をあげました。あなたの手にもこの本が届きますように。

 

下のリンクをクリックすると、目次、はじめに、著者プロフィール、注文先などが出て来ます。

http://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1562-7.htm

本と同じタイトルの全国フォーラムを2018年8月18日(土)大阪府高槻市にて開催します。

国の虐待対策のトップ、山本麻里審議官。MY TREE プログラムの修了生のスピーチ、実践者のパネル、森田ゆりのトーク「脳生理学と人権」そしてアキラと手話歌など、盛りだくさんです。本の印税を使って開催しますので、入場無料です。参加人数に限りがありますので、申し込みが必要です。保育も無料です。みなさんのご参加をお待ちしています。詳細は、このリンクを。

第三回フォーラムチラシ 最終 

 

「映画ブラックパンサー:ダイバーシティが産んだニューヒーロー」

2018年3月27日
上の題名の長文エッセーを月刊誌に送ったばかり。来月号掲載なので読んでもらえないけれど、映画は今上映中なので、見に行ってください。子どもたち引き連れて。先日おこなった高槻での多様性研修で「世界的な大旋風を巻き起こしている全国上映中の『ブラックパンサー』を見て、ダイバーシティについて考えよう」という課題を出しました。
この映画、スーパーマンやバットマンのヒーロー物アクション映画に大革命を起こしました。ヒーローは一人ではなく複数。その多くが女性たち。この映画でヒーローは特殊スーツを着ると変身ではなくて、コミュニティーの伝統と人々の支えの中でのみ変身できる。ブラックパンサーは女性たちの支えあって前進する。最終的にあなた自身がヒーローと言うのが映画のメッセージだ。従来の正義の味方が悪を倒すと言う単純な勧善懲悪ものではない。アフリカの架空の国ワカンダの物語だけれど、映画は、なんとアメリカの私の街オークランドの黒人スラム街で始まり、そこで終わる。監督ライアン・クーグラーはオークランド出身で、前作はオークランドでの警官による黒人青年射殺事件を映画化した31歳のアフリカ系アメリカン。映画見てのコメントくださいね。なお、上記の原稿は雑誌「部落解放」の「多様性の今」と言う連載の10回目。掲載の3ヶ月後には、このサイトの「エッセー・論文」に全文転載許可をもらいます。すでに連載3回の「脳神経多様性と自閉症スペクトラム」と連載9回の「マイケル・ジャクソンの子どもの癒しは世界の癒し」は転載済みですので、是非読んでください。
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児童養護施設での性暴力被害の子どもと性加害のティーンズの回復のためのワークブック

2018年3月23日

「MY TREE Jr・くすのきプログラム:性暴力加害ティーンズの回復」40頁17セッション

「MY TREE Jr・さくらプログラム:暴力被害を受けた子どもの回復」28頁11セッション

どちらもグループではなく一対一のプログラムです。

第3波行動療法をベースにしたおそらく世界でも唯一の子どもの性被害、性加害の回復プログラムです。日本で実践をある程度積んだ後に、英語に翻訳しアメリカでも実施を広げていきます。子どもの性暴力問題の研修をしてきて28年目の私の到達点です

1月に第一回目の研修をしました。研修参加者は、児相の心理士、児童心理治療施設ワーカー、学校カウンセラー、スクールSW、医師、里親、大学教員、教師、MY TREE ペアレンツプログラム実践者たち他、実に多様でした。

第2回目を7月14、15、16日の3日間、高槻で開催します。

申し込みは下記をクリック
▼   ▼   ▼
http://empowerment-center.net/koza/

35日間瞑想(扁桃体トレーニング)は、被害児、加害児共にプログラムの一貫です。ワークブックにはそのためのワークシートも付けました。

過去4年間、児童養護施設や児童心理治療施設でヨーガを教えてきて、35日間瞑想の扁桃体トレーニングで、何人もの発達障害やトラウマを抱えた子どもたちが、感情調整力と集中力を獲得し、大きく変化した実績があります。

アロハキッズヨガの子どもへの効果についての記事は、このサイトの「エッセー・論文」ページへ  http://empowermentcenter.net/%E6%A3%AE%E7%94%B0%E3%82%86%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%BB%E8%AB%96%E6%96%87/

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自傷と自殺予防の対応:第三波行動療法でティーンズに関わる

2018年3月16日

日本のティーンズの約10人に一人が自傷をしています。でも子どもの自傷行為に気づいている大人はごくわずかしかいません。自殺する意図で自傷する子は少ないですが、自傷行為をしたことのある人は、そうでない人に比べて、10年後に自殺によって命を落とす確率が400〜700倍高いという。

一方、内閣府の平成25年の白書によると、15〜34歳の若い世代では死因の第一位が自殺なのは先進7カ国では日本だけ。

自傷するティーンズとその家族への治療と心理教育において世界的に高い評価を受けている心理療法家のマイケル・ホランダー博士をお招きしました。第三波行動療法マインドフルネスも活用しながら自傷と自殺念慮のティーンズへの効果的対応を学びます。

子ども若者の支援に携わる方、DBTやマインドフルネスの活用を学びたい方。この稀有な機会を逃さずにご参加ください。

詳細・申し込みは、このサイトの研修ページへ。
▼   ▼   ▼
http://empowerment-center.net/koza/

森田ゆりチラシ2017−2018

愛着の修復再形成のためにできること

2018年2月9日

「『虐待』親にもケアを:MY TREE プログラム17年の実践」300頁の入稿が終った!! ほっと肩の荷が降りて、どこかに遊びに行きたい気分。

この本の中に次のような文を入れた。本の刊行はまだ先5月なので、今、読んでほしい。
「8、愛着の修復再形成のためにできること

 「赤ちゃんの時に母親との愛着関係をちゃんと持たなかった子は自立できないってどこかで読んだんですけど、うちの子もう8歳になっちゃった。どうしよう。やり直しをする治療とかないですか。」と不安を口にした親がいました。

  築かれなかった愛着関係を修復するための愛着セラピーが90年代のアメリカでは流行りました。虐待で分離になった子供の大半がフォスターケア(里親)に措置されるアメリカでは、反応性愛着障害の子どものセラピーは里親への支援としてニーズが高かったからです。セラピーに公的予算がついたこともあるでしょう。ただしそのセラピーのどれもが効果があったのかどうかはわかりません。セラピーを受けている最中に子どもが窒息死したり、恐怖の再体験をする子が続出して、愛着療法反対運動が起き話題となったこともありました。

 筆者は、愛着関係再形成のベストの方法は、セラピーを受けに行くよりも、親が子どもに本を読んであげる時間を毎日持つことだと考えています。読む本の質は問いません。途中で寝てしまってもいいです。子育てスキルもいりません。10分でも15分でも親が一緒に時間を過ごしてくれたという記憶が、子どもの成長の過程で目立たないけれど強い支えになります。

子どもに本を読むことを習慣化すること、今日からやりましょう。とMY TREE プログラムの親たちには言っています。どんな本でもいいのだけれど、「空飛び猫」は私のおすすめ。何度でも読みたくなる。このことについては、無料メルマガで書いているのでそっちを読んでください。

森田ゆりの最新ブログは右上のブログをクリックしてください。

「MY TREE Jrプログラム 性暴力被害児童と加害ティーンズの回復プログラム」研修

2018年1月29日

MTjr刺激写真
昨日、おととい、「MY TREE ジュニア・プログラム:性被害、性加害の子どもの回復ワークブック」の第一回研修に全国、沖縄から北海道まで31人が高槻に集まり、とても熱気をおびた2日間となりました。

目的:性暴力の被害と加害から回復する2冊の子どものためのワークブックが完成しました。この2冊のワークブックを使用するための研修です。

「MY TREE Jr・くすのきプログラム:性暴力加害ティーンズの回復」40頁 17セッション

「MY TREE Jr・さくらプログラム:暴力被害を受けた子どもの回復」28頁 11セッション

どちらもグループではなく一対一のプログラムです。  

第3波行動療法をベースにしたおそらく世界でも唯一の子どもの性被害、性加害の回復プログラムです。日本で実践をある程度積んだ後に、英語に翻訳しアメリカでも実施を広げていきます。
 研修参加者は、児相の心理士、児童心理治療施設ワーカー、学校カウンセラー、スクールSW、医師、里親、大学教員、教師、MY TREE ペアレンツプログラム実践者たち他、実に多様でした。
 このプログラムを実施する人に課した最初の宿題は、35日間の3分間瞑想(扁桃体トレーニング)。ワークブックにはそのためのワークシートも付けました。

 過去4年間、児童養護施設や児童心理治療施設でヨーガを教えてきて、35日間瞑想の扁桃体トレーニングで、何人もの発達障害の子どもたちが、感情調整力と集中力を獲得し、大きく変化した実績があります。研修を終了後、この35日間トレーニングをまずクリアしないとこのプログラムを子どもに教えることは難しいでしょう。

ところで男性参加者は3人のみ。加害ティーン用の「くすのきプログラム」実施のためには、もっと男性が必要ですよー。

アロハキッズヨガ ALOHA KIDS YOGA™小冊子

2017年12月31日 最後の日です

年末年始は3回目のビッパーサナー瞑想10 日間無言の行に入ろうと早くから予定していたのに、来春出版予定の3冊の本の執筆が遅れているため、無念のキャンセル。毎日、朝から晩まで机にかじりついているちょっと寂しい2017年最後の日です。

アロハ・キッズヨーガクラスで今まで教えた全てのエッセンスをおさめた20ページの小冊子。全ページルビ付。最新の脳とヨーガ効果のページも。心を込めて書いています。

4年目になる施設の子どもたちのヨーガクラス。家庭に帰る子、高校へ入学する子、措置がえになる子等、クラスをやめる子たちに、クラスに来れなくなってもずっとヨーガを続けてね、必ずあなたの生きる力の助けになるからねとの願いを込めて、一人一人の子どもたちにプレゼントします。

今年一年、出会いのあった方々、本当に久しぶりに再会した方々、そしてお世話になった皆さま。新らしい年が平和な良き年でありますようにお祈りいたします。

SHANTI  SHANTI  SHANTI  HI   NAMASTE

アロハキッズヨーガの子どもの効果に関する雑誌記事は、mpowerment-center.net/森田ゆりのエッセイ・論文/ へ

 アロハ表紙

 

 おおよそ70の女たち

「おおよそ70の女たち」集合イベントで東京に行ってきた。43年前の「魔女コンサート」の中山千夏さんたちが主催。

ほぼ半世紀前、学生だったわたしもワクワクの心いっぱいで魔女コンに参加していた。

ヨネヤマママコさんのパントマイムは82歳の今も幻惑的、70年代リブパワーを巻き起こした田中美津さん。李政美さんの深く透明な歌声。福島みずほさんも魔女コンに学生として参加していたそう。みんなこころざしや感性の近い大好きな女たち。中山ラビさんのロックもやたら格好良かった。

会場に入るなり声かけられたのは早稲田大学時代の友人、45年ぶりなのに、文学部のキャンパスから今ここに着いたばかりだよ、みたいな再会!

田中美津さんとは20年ぶり。70年代フェミニストの同窓会みたいで、嬉しい再会がいくつもあった1日でした。

ヨネヤマママコ ヨネヤマママコ

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第三波行動療法のフォローアップ研修

境界性人格障がいの治療に目覚ましい効果をあげているDBTのツール、ACTのdefusion他いくつものツールをどう日々の実践に活用しているかシェアします。

精神科のデイケアや病棟で使っていただいている「動く瞑想(brama dandasana)」と「鬱に効く目覚めの3分間ヨーガ」しっかり練習します。

詳細・申し込みは
http://empowerment-center.net/

METTAの前提

第三世代17年表紙

 

マイケルジャクソンと子どもの思想

2017年8月9日

マイケル・ジャクソンは世界の子ども達の癒しと自由と愛を、死の前日まで歌い続けた平和のメッセンジャーでした。Cry, Shout,Heal the World,Earth Song, We are the World等の歌詞から子どもの癒しこそが世界を癒すと信じ、そのための行動を「僕一人では無理だ、君が必要だ」と呼びかける力強いメッセージの真髄を。

8月20日大阪「新版しつけと体罰」の中で展開します。

世界を癒す2

世界を癒す8

世界を癒す5

マイケルはKING of POP としてエンターテイメントの歴史に燦然と輝くスターですが、実は地球レベルの王者をはるかに超えて、世界の子どもたちの苦悩に涙流し、癒しの愛を振りまくために天から降りてきて51年間を私たちとともにした天使といったほうが的確です。

この1日研修では、体罰、虐待をしてしまう親の衝動、自分や他人を暴力的に攻撃してしまう子どもの「怒りの仮面」への対応を脳科学からわかりやすく説明する方法と教材を提供します。

「体罰の6つの問題性」の活用法、体罰に変わる関わりの具体的方法を脳研究及び、マインドフルネスやロールプレイを使って練習します。

怒りの仮面(し厳と体罰〜体罰になります部屋罰方〜)森田ゆり

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一億総活躍社会と相模原殺傷事件

2017年7月26日

丁度一年前、7月26日の未明19人が殺され26人が傷害を負った戦後最大の殺傷事件でした。

一方、ちょうど1年前の6月に政府は「ニッポン一億総活躍プラン」を閣議決定しました。

2015年以来、「女性が輝く一億総活躍社会」キャンペーンを華々しく展開し、首相官邸の下に一億総活躍国民会議を設置してきたことご存知かと思います。

この一億総活躍プランと相模原事件には明確な関連があると私は考えています

「一億総活躍」といいますが、すべての日本人が活躍しなくていいではないですか。バリバリ仕事して活躍したい人、したくない人。キャリアを積み上げたい人、子育てや介護に専念していたい人。 生命力を外に向けて放出したい時期、内に向けて凝縮させたい時期。人それぞれ、マイペース、多様でいいのではないですか。そもそも女性であれ男性であれ、みんなそんなにいつも頑張って、活躍しなくてもいい。「ご活躍ですね」とか声かけられて、わたしはうれしかったことは一度もありません。

女性が輝く一億総活躍社会って、一見、女性に寄り添った政策のように聞こえますが、政府の総活躍プランを読むと、アベノミクスへの批判をかわすための新たなスローガンだとしか読めません。その女性政策の実態とは、少子化による労働人口の減少に対応するため、女性たちを非正規雇用の低賃金労働の担い手として駆り出す方策です。派遣、パート、アルバイトなどの非正規雇用の約7割67.8%は女性が占めているのです。(総務省統計局平成29年2月)

「あなたも活躍」なんて言葉に惑わされて自分だけ取り残されているような気がして焦ったり、活躍してない自分を責めて落ち込んだりしなくていいのです。なぜならこのキャッチコピーは、戦争中の「一億総動員体制」と全く同じ発想なのですから。

「輝いて活躍」という惑わし言葉を使って、女性に三つの重労働、すなわち「もっと子供を産んで」「もっと非正規で働いて」「もっと老人介護を家庭で担って」と要求している「総動員体制」を準備しているのです。

誰でもが活躍できる社会にしようとのメッセージではなく、誰でもが頑張ってお国のために活躍せよのスローガンです。

戦争中日本の人々は「一億総玉砕」と真面目に信じ込まされ、戦後は「一億総懺悔」、高度成長期は「一億総中流化」、そして今は「一億総活躍」

一体いつまでこの国は「一億みんないっしょ」幻想にしがみついていたいのでしょうか。超・少子高齢化は加速し、あと40年後2050年代にはもはや日本人口は一億を切ってしまうと言うのに。(生産年齢人口と被扶養人口とがほぼ同じになるという国家として機能停止になる近未来に対してこの政権は無策だというのに。)

「違い」は「間違い」とみなされてしまい、みんな同じで安心安全のホモジニアス幻想から抜け出すことができなくて、わたしたちの国は、いつまでたっても多様性を受け入れることが困難なのです。

相模原障がい者施設の殺傷事件の加害者は、重度の障がい者は家族、国家に迷惑な存在で、生きている価値がないとの主張を衆議院議長と安倍首相宛に直訴した上で、自分が働いていた施設入居者の障がいの重度な人から選んで45人を殺傷しました。手の込んだ優生思想事件です。

事件の詳細がわかってくるにつれて、加害者は国の立法府と行政府の長が自分の優生思想に理解を示してくれるだろうと本気で信じて手紙を持参したことがわかります。それは彼が精神障害者であったからではなく、「一億総活躍社会」のスローガンを国の目玉方針として掲げるような現政権に自分の優勢思想との親和性を見出したからです。まるで尊敬する総大将たちに進言する一兵卒のように、彼は自筆で重度障がい者が国家にとって負担の存在でしかないとの考えと、その抹殺の行動プランを事細かに書き、実行しました。

あの施設の中の人々は一生活躍することはないでしょう。一億総活躍社会には決して入れない人々です。かつて、一億総動員に同調できない人は「非国民」とされ排除されたように、誰も彼もが国家の旗振りの元で活躍せよと鼓舞するこのスローガンに合わない人は価値がない存在にされてしまうのです。

たとえ忙しく働いて活躍していなくても、たとえ社会や経済に目に見える形で貢献することがなくても、あの施設の中の人々の命は一つ一つ皆輝いています。社会で活躍しているから人は輝くわけではない。ベッドの上で寝返りもままならない人が発する声や仕草や そしてただそこにいてくれることが周りの人を微笑ませたり、ホッとさせたりするとき、その人は輝くのです。その人の存在が他の誰かに暖かさを与える時、命は輝きます。

何度も言いましょう。活躍するから人は輝くのではない。人の命はただ存在するだけで尊く輝いている。そのことを理念やきれいごととしてではなく、心から共感できる人々を増やしていくことこそが、多様性ダイバーシティの推進です。

「多様性とは、人は皆その価値において等しく尊いという人権概念を核にして、さらに人は皆違うからこそ尊いとの認識に立つ考え方である。」(「多様性トレーニングガイド」森田ゆり著 解放出版 2000年)より

怒りの仮面と優生思想

相模原事件の加害者は精神障害者ではないが、自分の優生思想を政府に認めてもらえると思って行動に移した思い込みの強い人です。

優性思想の持主とはおしなべて自尊感情の低さに苦しんでいる人物です。ヒットラーしかり。自分は存在しているだけで充分尊く大切な人だと感じられないため、常に他者との比較で自分の大切さを自覚しようとする。自分は誰々よりは偉い、誰より上だとの優越感をいつも肥大させていると同時に、その裏腹に、自分はダメだ、自分の価値は低いとの劣等意識に苛まれている。

自分の大切さを感じるために、その人たちは自分より低いと思える人をいつも必要とする。時には自分より低いと思える人を作り出してでも優越意識を手に入れることへの内的欲求にかられる。なぜなら彼らはそうすることでしか自分の大切さを感じられないからだ。

そのための最も手っ取り早い方法は暴言を吐き暴力を振るうことで相手をたじたじとさせることである。暴力を振るうことで簡単に得られるこの優越感と有力感は、彼らにとって麻薬のように魅惑的である。

相模原事件の加害者もまたそのようなひとりでした。低賃金で重労働の障害者介護に従事するしか 選択肢がなかった自分への不甲斐なさは大きかっただろう。障がい者介護をしている自分の活躍度の不全感に日々さいなまれていたに違いない。

この心理構造こそが、いじめ、虐待、DV、性暴力、その他の大半の暴力の本質である。それをわかりやすい図にしたのが「怒りの仮面」です。

相模原の加害者は、自分への劣等感、活躍していない自分への苛立の上に「怒りの仮面」をかぶって殺傷行動に向かいました。

怒りの仮面怒りの仮面(し厳と体罰〜体罰になります部屋罰方〜)森田ゆり

          

怒りの仮面」は2001年に虐待に至ってしまった親の回復のためのMYTREEペアレンツプログラムを開発する中で、子どもに爆発させてしまう自分の怒りがどこからきているのかを、親が見つめるツールとして考案したものです。

「ドッメスティック・バイオレンス」(小学館2002年) 「新・子どもの虐待」(岩波書店2004年)「しつけと体罰」など多くの筆者の著作の中で論じています。

「怒りは本来健康な感情。怒りには二つのタイプがあります。この絵は健康な怒り。不正や不当な扱いは許せないと思うストレートな一次感情としての怒り。もう一つは、二次的感情としての怒りで、これが虐待や暴力に至ってしまう怒りです。

わたしは怒りは「感情の仮面」であることを、多くの相談を受ける中で実感してきました。子どもを殴ったり、蹴飛ばしたりしている恐ろしい形相は実は仮面なのです。怒りの仮面をかぶっているので、仮面をちょっとずらしてその裏側をのぞいてみてください。するとそこには寂しさ、不安、恐れ、自分への自信のなさ、絶望、見捨てられ不安などのさまざまな不快感情が詰まっています。

実はこれらの感情こそが、自他への攻撃行動を引き起こしている元凶です。虐待、体罰を繰り返してしまう人は「あの子がわたしを怒らせる」とよく言います。しかし本当は、子どもの言動が大人の怒りの感情を刺激したのではなく、仮面の裏側の感情を刺激されたのです。

その感情はその人の傷つき体験がもたらしたものなので、通常は抑圧されていますがわずかの刺激に反応し膨れ上がります。DVの加害者もこの同じ心理構造で伴侶や恋人に暴力を振るいます。」(40〜41頁)

怒りの仮面の裏側の「泣き顔」に代表されるような不安や恐れの感情をみつめ、それを語り、涙し、他者に受け止めてもらうことで、防衛としての怒りの仮面は次第に要らなくなり、自他への攻撃的な行動が減っていきます。

米国の神経生理学者アント二オ・ダマジオは1994年に『Descartes‘ Error』’(デカルトの誤謬)[i]を出版して <適切な行動選択を実行する理性の脳は感情の脳の協力無くしては機能できない> ことを神経生理学の緻密な研究から解明しました。これはデカルト以来の西洋の認識論の基礎になってきた心身二元論を根底から覆すもので、自然科学のみならず、精神医学、臨床心理、教育分野にも大きな衝撃をもたらしました。

ダマジオが「ソマティック・マーカー説」と呼ぶ「情動(emotion)と理性(reason)のループ」説が西洋科学の最先端脳研究から論じられたことを、当時わたしも驚愕を持って受け止め、即座に自分の著作の中で日本に紹介しました。(1999年「子どもと暴力」(森田ゆり著 岩波現代文庫 11頁から)日本語訳は最近2010年に筑摩書房から「デカルトの誤り」というタイトルで出版されています。もともと脳科学の専門書なので読みにくいのですが、翻訳は上手とは言えず、とても難解な本になっていて残念です。

1994年のダマジオ以来、理性と情動[ii]と身体感覚の脳回路の不全としての暴力や攻撃行動に光が当てられ、欧米では多くの研究が報告されてきました。皆さんがよくご存知の体罰、虐待に関する多くの著作を残したアリス・ミラーも当時、自分が主張してきたことをダマジオの脳研究が支えてくれたと歓迎するコメント発表していました。そういえばヒットラーの優生思想とその大規模な行動化が、彼の子ども時代に抑圧された悲しみの感情、劣等感に由来していることを分析したのはアリス・ミラーでした。

扁桃体の

「怒りの仮面」とは脳内で何が起きていることなのかを説明しましょう。

レジュメの3ページに載せた図の扁桃体へんとうたい(扁桃核とも呼ぶ)と海馬と前頭前皮質(前頭前野とも呼ぶ)に注目してください。この三つの相互連動回路の不調こそが、「怒りの仮面」で起きていることなのです。

(ppの絵を指して)扁桃体は1センチほどのアーモンド形の一対の神経細胞の集まりで、人の情動反応の処理機能と情動の短期記憶の機能を持つことがわかっています。外界からの危険に対してストレスホルモンを放出し、呼吸と脈拍の増加、筋肉の緊張など恐怖行動の生産に関係しています。海馬から送られてくる記憶の情報を扁桃体は快、不快で判断し、前頭前皮質に伝えます。

海馬は扁桃体のすぐ隣に位置する小指ほどの長さの一対の神経細胞の集まりで、タツノオトシゴと似た形をしているため海馬(カイバ)と呼ばれています。英語でもそうです。人の長期記憶の形成と取り出しの中枢です。ストレスに弱く、アルツハイマー、うつ病、PTSDの患者さんの中には海馬の神経細胞が壊死して萎縮が見られることがあると報告されています。軽い有酸素運動で神経細胞が増加することもわかっており、低下した記憶力を鍛えることが可能と言われています。ダマジオ

扁桃体も海馬も脳の内部に位置する大脳辺縁系と呼ばれる人の本能的な情動身体反応に関わる部分に属しています。レジュメの図を見て。

前頭前皮質(PFC  Prefrontal Cortex)は前頭前野とも呼ばれ、複雑な認知行動を司ります。人生経験の記憶や価値観や社会的整合性や行動結果の予測なども総合的に考慮して適切な行動選択をし、それを実行する機能を持ちます。ダマジオが解明したことは、ここが実効機能を果たすためには、扁桃体の快不快の感情判断、海馬の記憶との伝達回路が不可欠。

五感刺激が強烈な不快(恐怖不安)をもたらすと、扁桃体はストレスホルモンを放出し身体反応を起こします。それは自分を守ろうとする本能的なもので、通常はfight or flight攻撃するか逃げるかの行動をとります。また、人間性を否定されるほどの過去の記憶に伴う恐怖や不安などの不快感情(トラウマ)の蘇りによっても、心拍数が上がるなどの身体反応から防衛機能が働き、攻撃的になることがあります。その結果、暴力を振るったり、社会的に許されない攻撃行動をとってしまったりします。扁桃体—海馬—PFC前頭前皮質の回路がスムーズに作動せずに、PFCの賢い行動選択ができなくなってしまうのです。扁桃体が暴走してしまったと言えるでしょう。

これが「怒りの仮面」です。この時の怒り・攻撃性が身近にいる自分より力の弱い者に向けられた時に、虐待や体罰は発生します。あるいは自分自身に向けられた時、それは自傷や自殺企図となります。

1995年に米国の神経学者 J・ルドーは大脳新皮質を迂回して情動を伝える扁桃核の働きの神経回路の仕組みを研究し、過剰刺激された情動は理性を介入させずに行動を指令してしまう現象を明らかにしています。[iii]

扁桃体の暴走を起こさないようにするために、扁桃体と海馬の訓練が必要です。 そうすることで、PFCが本来もつ思考力を使って正しい選択を選び、実行することができるようにするのです。

具体的にはどういうことをするのかの例として、MYTREEの場合をお話ます。

MY TREEでは脳科学の用語などは一切使いません。扁桃体という言葉、脳という言葉すら使いませんが、扁桃体—海馬—PFC回路の訓練を以下7つにカリキュラム化しています。

 

  • 4回目の「怒りの仮面」のセッションで、自分がなぜ攻撃行動をとってしまうのかの情動の心理構造を集中的に学びます。
  • 4回目以降の毎回の<自分をトーク>の時間で「怒りの仮面」の裏側の感情に向き合い、グループのサポートの中で「泣き顔」で象徴される諸々の感情を感じ、ケアします。
  • 5回目の「感情のコントロール」セッションでは、「死の危険」のツールの中で体験するグループからの共感の快の情動反応を扁桃体は海馬の記憶に伝達します。
  • 6回目の「体罰の6つの問題性」、7回目以降の気持ちを聴く語るに始まるコミュニケーショントレーニングは従来の認知行動療法の手法を用いた前頭前皮質への働きかけです。
  • 参加者は自分のMYTREE自分の決めた木を観察する宿題で、自然と季節の変化を感じる時間を持つようになります。自然と触れる心地よさ、自然に生かされている自分のいのち、木に語りかけることで想起される子ども心を受容します。扁桃体への働きかけ。
  • 1回目の「出会いの場」セッションから最後13回目までこのプログラムが特別の配慮を徹底していることが「安心」です。カリキュラムには安心を保証する仕掛けと配慮を細く張り巡しています。脳機能は快原則です。脳の回路が潤滑に回転するためには「安心」がベストのフードなのです。MYTREEのファシリテーターは熟練した「安心」のマスターたちです。
  • MY TREEでは全回とも最初の15分間は、丹田腹式呼吸を学び、気功で身体を動かしながら瞑想することで、扁桃体の過剰な反応を鎮める訓練を続けます。丹田腹式呼吸は体幹を構成する横隔膜、腹横筋などのインナーマッスルを集中的に収縮弛緩させる筋トレの基本です。世界の著名アスリートのトレーニングでも活用されています。この効果的な有酸素運動で海馬機能の活性化をします。

欧米の近年のマインドフルネスの脳研究によって18年間 MYTREEが東洋の叡智として信じて、続けてきた瞑想と腹式呼吸が、扁桃体を鎮め、萎縮した海馬を活性化し、PFCが賢い行動選択する脳回路をスムーズにする効果を持つことが証明されつつあります。

 

[i] Antonio Damasio 『Descartes‘ Error』の邦訳は2010年に「デカルトの誤り:情動、理性、人間の脳」田中三彦訳がちくま学芸文庫から出版されています。

[ii] 「情動emotion」と「感情feeling」の用語使用の違いは学術的に明確な定義付けがされているわけではありませんが、欧米の多くの学術論文記述を検討してみると、emotionは身体変化をもたらすfeelingであるとの意味あいをもたせていることが多いです。

[iii] Le Doux, J., The Emotional Brain,  Simon & Sehuster, 1996    (森田ゆり「子どもと暴力」岩波書店 1999年で紹介)

 

LGBTQ パレード

2017年7月2日

先週末はサンフランシスコPRIDE マーチに20年ぶりに参加した。100万人以上が参加したとのこと。アメリカンインディアンの人たちのケーブルカーに乗せてもらった。彼らの伝統ではLGBTQはTwo Spirits と呼ばれて、受容されていた。

一日目はトランスジェンダーの人たちの日。ピンクにブルーの旗はトランスのシンボル。二日目はレスビアンの人たちの日。「Dyek on Bike」の勇ましい姿の前を車椅子のレスビアンたちが先頭を率いる。最後の日が最大イベント。グーグル社をはじめとする大企業が後援する山車が続き、まるで大企業連合のお祭りのよう。かつての社会不正義への批判的雰囲気は、一日目のトランスの日にしか感じられなかった。

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MY TREEを実践する全国の勇者たち

2017年6月18日

MY TREEペアレンツ・プログラムは深刻な虐待に至ってしまった親の回復プログラム。2001年に開発、実施開始から17年目。プログラム修了生は約1000人になります。日本各地で児童相談所や市町村との共催や委託でMY TREEを実施する仲間たちとの2日間の合宿を6月3、4日に開催しました。

MY TREEの実践者は多様なバックグラウンドと多様なタレントを持つ人たち。臨床心理士、看護師、助産師、児童福祉司、ソーシャルワーカー、子どもの施設の主催者、リタイアした児童相談所長、大学教授等々。

みんな超多忙な時間をやりくりして、約半年間続くこのプログラムの実施に体力、気力、時間力を投入し続けてきた児童福祉分野の勇者たちです。

生駒の山の緑の中で、白熱した議論、集中研修、瞑想、ヨーガ、夜のタレントショー(腹話術、わらべ歌のベビーマッサージ、インディアンフルート演奏)、そして若い人たちは夜を徹してのおしゃべり、等々の充実の2日間でした。

MT合宿古本

MT合宿憲夫

合宿のハイライトは、「MY TREEの10の前提」

前提(The Assumption)とは、今や世界の最先端心理療法をリードするマルシャ・リネハン博士開発のDBT(弁証法的行動療法)の実践者コンサルテーションの最重要方法です。昨年から一年に一度、アメリカからリネハンのお弟子を招いて実施している「第三世代行動療法をあなたの日々の支援に活用する参加型研修」(エンパワメント・センター主催)で学んだことを活用しています。

私たちが「前提」を必要とするのは、それがいつも正しいからではなく、それが最も効果的なケアを提供させてくれるからだ 。「前提は、入り組んだ暗い洞窟の中で、セラピストを常にMETTA共感へと導くガイドロープとして機能する」とリネハンは言います。

MYTREE図図

MTレポート

MY TREEの10前提のいくつかを紹介しましょう。

・参加者は失敗しない。私たちの対応が、あるいは彼らの環境が彼らを失敗に追い込んだ だけだ。(第3波行動療法が文脈的行動療法と呼ばれる所以)

・参加者は問題の全てをもたらしたのではないが、それを解決する責任がある。なぜならほかに誰もそれを解決することはできないからだ。

・参加者は今よりもっと努力できる。変わりたい意志を持続できる。

・実践者はチームの他の実践者の力と多様性を尊重する(経験や立場、表現力の違い、参加者への見方の多様さの尊重がより良い支援をもたらす)

・実践者がベストを尽くしても、いつも期待する結果を得られるわけではない。

なんと、全国各地に散らばって滅多に一同に会することのないMY TREE実践者の合宿の写真を撮るのを忘れました。唯一の写真が夜のタレントショー。

 

ALOHA KIDS YOGA™

2017年6月12日

とても嬉しいことがあった。

先週、児童養護施設でのヨガクラスの後の夕食時間に、たまたま私の前に座った中学生の女子がこんな話をしてくれた。

「ヨガのクラスをやってて本当によかった。でもここを出たらヨガやれなくなるからどうしよう。家の近くにホットヨガのクラスあるんだけれど、アロハヨガがいいな。」

「前はね、気持ちが全然言えなくて、いっぱいため込んでいたんだ。今は、セラピーの先生にいろんなこと言えるようになったの。これってヨガのおかげだよ。」

「成績だって、よくなったんだよ。国語のテスト、前は30点代だったのに、今は70点とかとってるんだよ。先生、ヨガ教えてくれてありがとう。」等々。

たくさん話をしてくれて、聞いているうちに、食堂は私たち二人だけになっていた。

彼女は、前にも私に「ヨガやっているからすごく集中力がついて、この連休中も3冊も本を読んだ。前はマンガだって最後まで読み通せないで途中でやめちゃってたのに。」と言いにきてくれた。

こんな風に子ども自身が自分の内面や行動の変化に気づいて、それを言葉にしてくれることはあまりないので、とてもとても嬉しかった。

4つの施設で週一回のクラスを6クラス教えている。3歳から16歳の約40人の子どもたち。皆それぞれ様々な事情から家族と暮らすことができない子どもたちはたくさんのストレスを抱えている。数量的効果調査を続けてきて、ヨガがストレス軽減だけでなく、集中力や感情調整力を高めていることが明らかになっている。

加えて、心理士や生活担当の職員が子どもたちの変化を知らせてくれる。物や人に暴力的に当たることがなくなった。不機嫌やイラつきが減った。「いや」と言ってぐずることが激減した、落ち着いて話しあえるようになった、自信を持ち始めている等々。そういう変化を聞いたり、見たりすると、その度にヨガを教えさせてもらっていることに感謝の気持ちで一杯になる。

 

来週末は大阪で第6回目のALOHA KIDS YOGA™リーダー養成講座の開催。今回は今私が教えている施設の若い職員が4人も受講してくれる。一年ぐらいでその人たちにクラスを手渡して、私はまた別の施設で教え始めることができそう。

2017年8月26、27日には7回目のALOHA KIDS YOGA™リーダー養成講座を札幌で開催。

10時〜17時 札幌教育文化会館にて。申し込み、問い合わせはエンパワメント・センターのホームページへ。

アロハバイクドラゴンのTシャツ&
情緒障害児短期治療施(設情短施設)とやたら面倒な名前が、この4月から児童心理治療施設と変わりました。略して児心(じしん)だとか。

その児心でのヨーガクラス。脊柱側湾症を疑わせるA子ちゃん。戦士のポーズ3がどうしても一直線になりません。そこで、後ろ足をマットにつけたままで体幹を伸ばすようにしたら、だんだん伸びてきました。今では足を床と並行に上げてなおかつ一直線に保つことができるようになり、大きな自信になりました。

子どもの側湾症の大半が、突発性脊柱側湾症と言って原因がわかっていません。この子も、施設も本人も症状に気がついていなかったようです。

でも戦士のポーズ3(ビラバドラーサナ)で治ってしまったから、いいね。

戦士のポーズは武器を持つ戦士ではなくて、武器を捨てて平和をつくる戦士。

戦争と暴力を世代を超えて続けてきた人類の歴史が今も続く真っ只中で、人間って本当にどうしようもない、と暗い気持ちになることが多い。でも同時に、平和の叡智ヨーガを4千5百年もの年月に渡って伝え続けてきた人類に希望を見出し、それを次世代に引き継ぐ役割を担わせていただいていることにただ感謝あるのみ。

 

森田ゆり・エンパワメント・センターの関連リンク

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最新情報

2021年4月16日
  • 最新情報
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2020年3月28日
  • エッセイ・論文
沈黙をやぶって:なかったことにはさせない
那覇でフラワーデモに初めて参加した。沖縄の児童相談所など福祉・医療職を対象に「DVと子ども虐待」をテーマに専門職研修をした日の夜。泊まったホテルの目の前の県民広場に約80人が集まっていた。 そこで全く予期しなかった20年ぶり、30年ぶりの再会があり心底驚いた。 国外で受けた性被害を語り始めたその人は、よく見ると30年以上前にアメリカで平和行進を一緒に歩いた知人だった。別の女性は25年前に取材をされた記者だった。さらに性暴力二次被害の苦しみをマイクを握りしめて長く語った方は、集会後「25年を経てお会いできるなんて」と握手を求めてきた。私を1992年に出版した「沈黙をやぶって:子ども時代に性暴力被害を受けた女性たちの証言+心を癒す教本」(築地書館)の著者と気づいてのことだった。 「沈黙をやぶって」は性暴力被害を受けた女性たちの声を集めた日本で最初の本だった。30年前の1990年に「当事者の声こそが社会を変える力を持っている。あなたの声を」と新聞記事を通して呼びかけたところ、「私も」「私にも起きました」「私の場合は〜〜」と御自身の性被害体験を語る手紙が次々ととどまることなく届き私たちを驚かせた。 Me too 運動は日本でも28年前に始まっていたのです。那覇のフラワーデモの夕闇の中で、一人の女性が「あの本何度も読みました。あの本しかなかったから。どれだけ力をもらったか」と心に染みる言葉を言いにきてくれて、どちらからともなく力強くハグを交わした。 こんな予期せぬ出会いをもたらしてくれたフラワー・デモという方法を編み出した女性たちに心から感謝したい。お洒落で、軽やかで、でも勇気の重さはどっしりの、クリエイティブなニュージェネレーション・フェミニズム。同時に「沈黙をやぶって」の「はじめに」で次のように呼びかけたことが日本で再び大きく広がっていることの世代を超えた連帯に深い感動を覚えた。 「人生のネガティブな汚点でしかなかったその体験は、それを語り、意識化しようとするプロセスの中で、その人の強さの拠り所となり、その人の存在の核ともなります。 語り始めること、今だ存在しない言葉を探しながら、たどたどしくとも語り始めること。語ることで出会いが生まれ、自分の輝きを信じたい人たちのいのちに連なるネットワークができていくことでしょう。 ひとたび沈黙をやぶったその声を大きく広く、日本の社会いたるところに響き渡らせていく大きな流れのムーブメントの担い手に、あなたも加わりませんか。」 実際、この本に寄稿した人たちの中からその後、裁判に訴えた人、本を出版した人、サバイバーのアート展覧会を開いた人、CAP(子どもへの暴力防止)プログラムを学校に届け続けている人など様々な表現活動を続ける人々が生まれた。 語ることは必ずしも言葉でなくていい。音楽、踊り、詩、映像、アートなどなど。過去の苦しみは自分なりの表現手段を得た時、その人の生きる力の揺るがない核心になる。 幼児期に強姦されたたった一度の体験を載せた「一人暮らしの婆」は「初めて文字にして70余年秘めた胸の傷が涙とともに溶けてゆく」と書いた。当時78歳だったこの方はその後、どのような人生を送られたのだろう。 「沈黙をやぶって」が日本の#MeToo運動の源流にあることを記憶して改定増補版が近々出版される。 強姦罪が大幅に改正されて2年もたたない2019年3月。福岡、名古屋、静岡、浜松の地裁で性暴力事件への無罪判決が続いた。バックラッシュ(揺り戻し)だ。単に裁判官個人の見解の問題ではない。子どもや女性の人権が一歩でも力を得ると、既得権を脅かされる不安にかられる人々が、揺り戻しをかけてくる。この50年、アメリカで何度も繰り返されたことだ。 今年に入って2月に福岡高裁が一審の無罪判決を覆す有罪判決を下し、3月には名古屋高裁が逆転有罪判決を出した。日本の司法への絶望が希望に変わる。この希望判決を出させるためにはたくさんの人々の活動があった。被告弁護士の岩城正光氏は親しい友人。判決に涙が出たそう。でも闘いはまだまだ続く。 バックラッシュはこれからも何度も襲って来るのだから。 名古屋高裁の逆転判決を受けて原告女性は長文のコメントを出した。 「私の経験した、信じてもらえないつらさを、これから救いを求めてくる子どもたちにはどうか味わってほしくありません。私は、幸いにも、やっと守ってくれる、寄り添ってくれる大人に出会えました。」 そう、出会い。フラワーデモはほんの1時間にいくつもの出会いを私にもたらしてくれた。出会いは社会を変える原動力であると同時に、被害を受けた人の心身の回復をもたらす原動力でもある。性暴力被害のトラウマ治療を受けられる場が僅かだった当時に「癒しとは出会っていくこと」という治療的枠組みで「癒しのエンパワメント:性虐待からの回復ガイド」(森田ゆり著 築地書館2002年)を出版したのは、沈黙をやぶった後に続く孤独な回復の歩みに伴走したかったから。 捜索願い    風子 自分の心が行方不明です/でももともとそんな物無いのかもね どうせなら体の方もスッパリ消えてしまえばいいのにね 5歳の時の性暴力被害を生きてきた苦しみの和歌や詩を「沈黙をやぶって」にいくつも載せてくれた風子さんは28年前に、MeToo運動の希望を呼びかけていた。 この指とまれ      橘 風子 自分を愛したい人 この指とまれ 秘密を持った人 おいでよここに 三人寄れば ヒソヒソと声だかのアンサンブル 五人になれば にぎやかだ 七人になれば 心もあったか 十人二十人になれば 恐いものなし 三十人五十人になれば 友が友を呼ぶ 百人になったら 世の中も変わる だから この指とまれ (この文章は、2020年5月末まで一般公開できません。それ以降のシェアは OKです。よろしく)続けてこれらも読んでください。「ミレニアル時代のフェミニズム:ビヨンセからプッシーライオットまで多様なセレブ達がSNSで男社会を揺さぶる」 エンパワメントとレジリアンス   ↓コメント歓迎ですが、全てのコメントに返信できません、という意味です。      
2020年3月27日
  • エッセイ・論文
迷惑—日本人を呪縛する言葉
英語に翻訳するのが難しい言葉の一つに「迷惑をかける」がある。 あえて訳すならばtroublesome(問題をもたらす)とかannoying (うるさい、煩わしい)となるが、どれも迷惑の意味とはだいぶ違う。 的確な訳語がないのは、この言葉の意味するところが日本特有の同調社会規範を背景にしているからだ。 いじめを受けていたまま相談できないでいた子がようやく話しに来てくれた時、「迷惑になると思って言えなかった」と言ったので愕然としたことがある。「話しに来てくれてありがとう。迷惑なことなんかまるでないよ」とまずは答えたが、この子の中では、人と違うこと、目立つことをするのは「迷惑」なのだった。 「うちの子は他の子達のように早く話せませんので、ご迷惑おかけしますがよろしくお願いします」と母親が教師に言う時も、人と違うことが「迷惑」とみなされている。この国では、「違い」は「間違い」なのである。 自閉傾向の子を持つ親は、集団の中で子どもが奇声をあげたりジャンプしたりと人と違う反応をすることに、他の親からの「迷惑」の眼差しを全身に感じる。 「迷惑です」と言う言葉は冷酷だ。人と違うことをしないよう有無を言わせず縛り付けることのできる怖い言葉だ。 2018年発表のベネッセ教育総合研究所の「幼児期の家庭教育国際調査」は日本、中国、インドネシア、フィンランドの幼児を持つ母親を対象とした調査で興味深い結果を指摘した。幼児の将来に何を期待するかの質問に対して日本の母親は「他人に迷惑をかけない人」が46.1%で、他三国の10%〜20%代に比べてダントツに高かったのである。 筆者が実施する虐待に至ってしまった親の回復のためのMY TREEペアレンツプログラムに参加した母親は、子供の頃から「人の迷惑にならないように」と両親から徹底してしつけられたことを語った。「だから私も5歳の息子にそれを要求してしまいます。『迷惑にならないようにね』って。他人の目ばかり気にして育てて来ました。それが叩くしつけにエスカレートしたんです」 自民党が2012年に発表した日本国憲法改定草案は、基本的人権の定義を大きく変える文言となっていて背筋が寒くなる。 現行憲法の第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。 自民党改憲草案第 十 三 条 全 て 国 民 は 、 人 と し て 尊 重 さ れ る。 生 命 、 自 由 及 び 幸 福追 求 に 対 す る 国 民 の 権 利 に つ い・・・
2019年12月26日
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相模原障害者殺傷事件と安倍政権の「富国強兵」政策
森田ゆり 月刊「部落解放」2019年9月号 多様性の今 24 障害者殺傷事件から3年 2016年7月26日に相模原障がい者施設の殺傷事件が起きてから3年になる。この原稿を私はちょうど三回忌となる日に書いている。事件で亡くなられた方々を心から悼み、心身の深刻なトラウマを負って今も苦しむ多くの人々の回復を祈ります。 事件の加害者植松聖(当時26歳)は、重度の障がい者は国家にとって迷惑な存在で、生きている価値が無いとの主張を衆議院議長と安倍首相宛に直訴した上で、自分が働いていた施設入居者の障がいの重度な人を選んで19人殺し26人に傷害を負わせた。当時で戦後最大の殺傷事件だった。 植松は国家にとって負担でしかない重度障がい者の抹殺プランを自筆で事細かに書き、国の立法府と行政府の長が自分の考えに理解を示してくれるはずだと本気で信じて、議長公邸と自民党本部前に座り込み、まるで総大将たちに進言する一兵卒のように注進状を手渡した。その中で「日本と世界平和のためにいつでも作戦を実行するつもりだ」と宣言し、自首後は「2年以内に釈放して5億円の金銭を支援し自由な人生を送らせる」などの条件を国から確約してほしいと要求している。その5ヶ月後にその文書の記述通りに実行した。 植松のこの行動は彼が精神障害者だったからではなく、「一億総活躍社会」のスローガンを国の目玉方針として掲げる現政権に彼の身勝手な優生思想との親和性を見出したからだ。   安倍政権が掲げる富国強兵のスローガン 「女性が輝く一億総活躍社会」のキャッチフレーズ華々しく、2015年以来安倍政権は首相官邸の下に一億総活躍国民会議を設置し「ニッポン一億総活躍プラン」の閣議決定がされた。しかし「一億総活躍」と聞いた途端になんとも重い気分になったのは私だけだっただろうか。 活躍と云う言葉に「一億総〜」とつける発想がたまらなく嫌だ。すべての日本人誰もが活躍しなくていいではないか。バリバリ仕事して活躍したい人、したくない人。キャリアを積み上げたい人、子育てに専念していたい人。生命力を外に向けて放出したい時期、内に向けて凝縮させたい時期。人それぞれ、マイペース、多様でいいのではないですか。そもそもみんなそんなにいつも頑張って、活躍しなくてもいい。 女性が輝く一億総活躍社会って、一見、女性に寄り添った政策のように見えなくはないが、その女性政策の実態とは、少子化による労働人口の減少に対応するため、女性たちを非正規雇用の低賃金労働の担い手として駆り出すための様々な方策に過ぎなかった。派遣、パート、アルバイトなどの非正規雇用の67.8%は女性が占めているのだ。(総務省統計局平成29年2月) しかし早くも2016年には自民党内の女性議員からもこれは女性政策ではないとの批判が出て、政府が「女性も男性も、若者も老人も〜〜一億総活躍」と書き換えたために、キャッチコピーは、まるで戦争中の「一億総動員体制」のように誰も彼も死ぬまで働けと呼びかけているかに読めて肌寒くなる。 戦争中は「一億総玉砕」とまで信じ込まされ、戦後は「一億総懺悔」、「一億総中流化」と、一体いつまでこの国は「一億みんないっしょ」幻想にしがみついていたいのだろうか。「違い」は「間違い」とみなされてしまい、「みんな一緒に安心安全」の誇大幻想から抜け出すことができなくて、わたしたちの国は、いつまでたっても多様性を受け入れることが困難なのだ。 植松聖が襲った人たちは一億総活躍社会には入れない人々だ。かつて、一億総動員に同調できない人は「非国民」とされ排除されたように、国家の旗振りの元で誰も彼も働けと言っているかのようなこのスローガンに合わない人は生きるに値しないことにされてしまう。 たとえ忙しく働いて活躍していなくても、たとえ社会や経済に目に見える形で貢献することがなくても、あの施設の中の人々の命は一つ一つみな輝いていた。忙しく動き回っているから人は輝くわけではない。ベッドの上で寝返りもままならない人が発する小さな声や仕草やそしてただそこにいてくれることが周りの人を微笑ませたり、ホッとさせたりするときその人は輝く。その人の存在が誰か他の存在に暖かさを与える時、命は輝く。人の命はただ存在するだけで尊く輝いている。そのことを理念やきれいごととしてではなく、心から共感できる人を増やしていくことこそが、多様性ダイバーシティの推進である。 「多様性とは、人は皆その価値において等しく尊いという人権概念を核にして、さらに人は皆違うからこそ尊いとの認識に立つ考え方である。」 (「多様性トレーニングガイド」森田ゆり著 解放出版2000年)より   れいわ新撰組の快挙 2019年7月21日の参議院選で、世界で初めて、寝たきりの重度障がい者が二人も国会議員に選出された。れいわ新選組の山本太郎代表が比例代表で獲得したダントツ最多の自分への票を二人へ振り分ける形で可能にした快挙だ。 全身の筋力が低下する難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」患者の舩後(ふなご)靖彦氏(61)と重度身体障害者の木村英子氏(54)の二人だ。舩後氏は「この瞬間が来たことに胸がいっぱい。弱々しく見える僕ですが、根性だけは人一倍。命がけなのですからこれからが勝負です」と喜びを伝えた。42歳でALSと告知され、今はほとんど体を動かせない。人工呼吸器や特殊な意思伝達装置を使い、看護・介護サービス会社副社長を務める。一方木村英子氏は生後8カ月の時、事故で頸椎(けいつい)を損傷し、脳性まひの診断も受け、移動手段である電動車椅子を操作する右手以外、体はほとんど動かない。生活のすべてに介助がいる。 安倍政権の強引な富国強兵政策や生産性価値観を反映した自民党議員の暴言がやまない国会で、過去6年間孤軍奮闘してきたのが山本太郎だ。彼は重度障がい者を国会に送り込むことで「人はただいるだけで尊い」との人権の本質論を尊重せざるを得ないように永田町のエリートたちの特権意識に激震を起こそうとしている。9月以降どんな国会答弁が展開するか、一気に興味が沸いてくるではないか。   精神障害と大量殺人に関連はない 筆者はこの4月に「体罰と戦争:人類の二つの不名誉な伝統」(かもがわ出版)を出版した。本はいくつものメディア媒体の書評欄で取り上げられ、さらにいくつかの取材を受けた。その一つの記者の言葉に唖然とした。 本の7章「ジェンダーと大量殺人:宅間守の場合」を取り上げて、「大量殺人を実行した宅間守と植松聖はどちらも精神病院に入院していたわけですが、、、」と記者は切り出した。宅間は警察から逃れるために精神病院にフェイク入院したことはあるが、彼が精神障害者でないことを、その本で丁寧に書いたのに、その記者は大量殺人と精神障害者を関連づけたがっていた。 マスコミのこんな安易なくくりで、精神障害者は犯罪を犯しやすいという偏見は広がる。 植松も精神病院に2週間措置入院になったが、精神病を病んではいなかった。精神障害者が殺人事件を起こすケースは統計的にも極めて少ないのである。 両者に共通する心理で注目を要することは、どちらも深い劣等感の痛みをその裏返しとしての力の弱い者への優越感で帳消しにする差別意識に苛まれていたことである。   優生思想の持ち主の低い自尊感情 植松の公判は2020年1月まで始まらないので、彼の内面についての情報は、獄中面会を続けているジャーナリストたちが発表している記述に限られている。RKB毎日放送(福岡市)報道記者の神戸金史は、6回に及ぶ植松へのインタビューの中でこう質問した。 「あなたは自分が役にたつ人間だと思っていますか」その質問に対して植松は「大して存在価値のない人間だと思っています」と答えた。しかし事件を起こしたことで自分が「少しは役に立ったかなと思う」と付け加えた。(「殺人実行者との対話 記者として、 障害児の父として(前編)」より)https://note.mu/tbsnews/n/n456bf8cc5964 植松は精神障害者ではないが、重度障害者は生きるに値しないどころが国にとって迷惑な存在という自分の考えを政府に認めてもらえると思い込み、彼らを一人でも多く抹殺する役目を果すことが国の役に立つことだと本気で信じて大量殺人計画を行動に移した人だ。その自分の考え方を表す「優性思想」という言葉があることも彼は知らなかったようだが、3年後の今もその正しさを主張している。 優生思想の持主とはおしなべて自尊感情の低さに苦しんでいる人物だ。自分は存在しているだけで充分尊く大切な人だと感じられないため、常に他者との比較で自分の大切さを自覚しようとする。自分は誰々よりは偉い、誰より上だとの優越感をいつも肥大させていると同時に、その裏腹に、自分はダメだ、自分の価値は低いとの劣等意識にさいなまれている。 植松は犯行を実行した神奈川県立の知的障害者施設、津久井やまゆり園で   犯行の半年前まで、3年あまり介護者として働いていた。それ以前は、自動販売機設置業や運送業など転職を繰り返していたから、介護の仕事に使命や意義を見出して就職したのではなさそうだ。 寝たきりの人たちの排泄の世話もしなければならない障がい者介護は重労働でその割に報酬の低い仕事である。そのような仕事に従事する自分への不甲斐なさは大きかっただろう。やまゆり園では入所者への暴行、暴言を繰り返し何度も指導を受けていたという。自分の活躍度の不全感に日々さいなまれていたに違いない。 前述の報道記者の神戸金史との面会で植松は、何度か排泄の世話のことに触れている。 「愛しているから殺さないでしょ? 糞の世話だってやってくれるよね?」 こんなクズはさっさと殺した方が良いでしょう。 (「殺人実行者との対話 記者として、 障害児の父として(前編)」よりhttps://note.mu/tbsnews/n/n456bf8cc5964 ) 「自分が糞尿を漏らしベッドにしばられドロドロの飯を流されても、周りに大きな迷惑をかけ続けても生きたいと思いますか?誰だって死にたくありませんが、最低限度の自立は人間の義務であります。」 「お伺いしたいことですけど、神戸さんご自身が糞尿を垂らして周りに迷惑をかけても生きたいと思いますか」(「殺人実行者との対話 記者として、 障害児の父として(後編)」より https://note.mu/tbsnews/n/ne148b1471019 自分の排泄物の処理も介護者の世話になるしかない寝たきり障害者への侮蔑をぶつけるその言葉の言外に、介護の仕事への怒りとその仕事に携わる自分への劣等感と不甲斐なさとが感じられるのである。 宅間と植松に共通していたのは、自分に怒り、自分を貶め、自分を哀れに思わずにいられない自己卑下と自己嫌悪と劣等意識の心だ。   宅間守に見る暴力とジェンダー 宅間守は、2001年に大阪教育大学付属池田小学校に侵入し8人の子どもを刺し殺しその他の子どもと職員15人に重軽傷を負わせた。私はこの男の背後にジェンダーと暴力の影をみて、それを明らかにしたいと、彼の公判に通い、その報告を当時発行していたニュースレター「エンパワメントの窓」に連載した。その膨大な文章を約半分に整理して、この度出版した「体罰と戦争」の7章に収めた。 「公判での彼の証言の数々や公表された手記は、宅間の根深い劣等意識を表す言葉で満ちていますが、同時にその裏返しの、女性や弱い立場の人への差別意識の言葉も溢れているのです。 『コラッ雑民、コラッ二・三流大学出、コラッ下級公務員 (中略) コラッー コラッ雑民達よ、・・・
2019年12月26日
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マイケル・ジャクソンは死後10年たっても搾取され続ける〜新たな性的虐待嫌疑〜 
森田ゆり 月刊「部落解放」2019年5月号掲載 告発再び 2019年1月のことです。アメリカから届いた1通のメールに仰天しました。 独立映画の登龍門として知られるサンダンス映画祭で、Leaving Neverland(ネバーランドを去って)というHBO(アメリカ最大のケーブル・サテライトTVネットワーク)とChannel 4(英国のTV会社)合同制作のドキュメンタリー映画が上映されたというニュースが、その日のうちに全米を駆けめぐりました。 映画はマイケル・ジャクソンから性虐待を受けたとマイケル・ジャクソン遺産管理財団を訴えていた2人の成人男性に密着した2部作全4時間のドキュメンタリー作品です。 ウエード・ロブソン(37歳)とジェームス・セーフチャック(41歳)はそれぞれ7歳と10歳からネバーランドに出入りし、マイケルのCMの仕事などに子役として出ていました。映画でロブソンは7歳の時ネバーランドに招待されたその2日後から性虐待が始まって、ネバーランドにいるときはそれが起きない日はなく、7年間も続いたと訴えます。しかしロブソンは22歳の時にかつての冤罪事件裁判でマイケル側の証人として出廷し、マイケルに性的接触をされたことは一度もないと証言しました。その後もマイケルの友人だったということでTVのトークショーなどに出演して、「彼は素晴らしい人だ。不適切な接触をされたことはない」と話したり、別のトークショーでは、「マイケルのおかげで自分は人間の良心を信じられるようになった」とも発言しています。セーフチャックも冤罪事件の時、事情聴取の中でマイケルから性的に触られたことはないと証言しています。しかしマイケルの死後、二人は2013年にマイケル・ジャクソン遺産管理財団を子ども時代の性虐待で訴えるのですが、どちらも請求棄却判決を受けました。   サンダンス映画祭でどんな契約や商談が? 世界中を大騒ぎにしたこのニュースを発生と同時に送ってくれたのは米国でTV局のプロヂューサーをしながら独立ドキュメンタリー映画を制作している娘からでした。若手のドキュメンタリー映画作家の憧れのサンダンス映画祭に参加していた会場からのメールでした。サンダンスの観客は、配給会社のエージェントや弁護士が多く、作品契約のための会談や交渉が活発に展開することで知られる映画祭だということです。今年の映画祭最大のニュースとなったこの作品の上映をめぐって、どんな契約が成立したのでしょうか。 マイケル・ジャクソンにあやかれば必ず話題になり、売れると言われるほどに彼の名声は不滅です。とりわけ今年はマイケルの死後10周年。命日の6月25日をピークに、出版やエンターテイメント業界はどんなマイケル物を売り出すか、他社を横目に虎視眈々と準備して来ているのです。 マイケル関連の映画、TV番組、出版作品が玉石混淆出てくるだろうとは思っていましたが、他に先駆けて、こんなにも劣悪なものが登場するとは予想しませんでした。 マイケル・ジャクソン遺産管理財団は、即座に抗議の声明を出しました。 「マイケル・ジャクソンを搾取し、儲けようとする許しがたい行為だ。(中略)“ドキュメンタリー”と名打っただけの信用性のないタブロイド並みの主張に過ぎない」 さらに財団は、3月3日からこの作品をテレビで放映するHBOを相手取り訴訟を起こしました。 2019年1月以来、世界中のメディアで(とりわけ米欧豪では)くり返し取り上げられ大ニュースになっており、アメリカでの3月3、4日の放映、その後の英国での6、7日の放映で、いずれも高視聴率を得ました。映画を制作・放映したHBOとChannel4にとって、監督と二人の主人公たちとって、目的はすでに達成されたのかもしれません。   安く作った映画 しかし、この映画は、方法的にも内容的にも、かなりレベルの低い作品です。ドキュメンタリーと銘打ちながら、訴えている2人の男性とその家族などの、一方の声だけでインタビューが構成されており、それを疑う人の声はまったく登場しません。 マイケルの家族、親族、友人はもちろんのこと、彼ら2人以外の当時子どもだったたくさんの大人たち、マイケルが無罪になった裁判の弁護団などへのインタビューはありません。 当時、ネバーランドに出入りしてマイケルと親しくしていた少年たち、マッコリー・カルキン(ホームアローンの主演子役俳優)や俳優のコーリー・フェルドマンらは、マイケルから性的な行為は一切なかったことをかつての冤罪事件の裁判でも、またTVなどのマスコミでも繰り返し証言しているのです。一方の側からのアプローチしかないので、ドキュメンタリー作品としての最低限の条件も満たしていません。 被害を訴えるこの2人の男性も、かつての冤罪事件では、マイケルの無実を証言したのでしたが、なぜ考えを変えたのか、そのことにすら映画は疑問を向けません。 映画では、2人の男性が少年の頃マイケルから強要されたという肛門性交やオーラルセックスなどをこれでもかと克明に語り、涙と苦悩に顔を歪めての告白が続くので、見ている者の感情に重く食い込んできます。しかし、ゴシップ物チャンネルのようにそのほかの内実がないので、4時間も見続けるのは耐えがたいものでした。 安く作った映画だとの印象をぬぐえません。普通だったら誰も目を向けない2人の男性の主張に、HBOとChnnel4は商機をかけたのでしょうか。商業用作品としては評価されるはずのない4時間もの性虐待の告白映画は、10周年の命日を目前にしたマイケル・ジャクソンの猟奇的話題だからこそ,高い視聴率を得たのではないかと思わざるをえません。   マイケルにあやかって利を得ようとする人々 ぼくの子ども時代を知っている? ぼくは子ども時代をずっと探している 心の落し物箱の中を探し続けている 誰もぼくをわかろうとしない 人々は、ぼくは変だという ぼくが子どものようにふざけるから でも、許してよ 人々は、ぼくがまともじゃないという 子どものような単純なことが大好きなだけなんだ ぼくの運命の埋め合わせをしている ぼくの子ども時代 ぼくの子ども時代を知っている? ぼくは子どもの頃の輝きを探している 海賊になった冒険 かんむりを抱く王様の征服の夢 ぼくをきめつける前に、 ぼくを好きになろうとして 君の心の中をのぞいて 聞いてほしい ぼくの子ども時代を知っている?って。 (Childhood の一部 1995年 訳は筆者) マイケルの名声と富の故に、生前も死後も彼にかこつけて利を得ようとする人々が接近し、様々な訴訟を起こしてきました。それは使用人であったり、マイケルの曲は自分の音楽の盗作と訴える人であったり。そして1993年に少年への性虐待嫌疑が持ち上がりました。事件は、マイケルがネバーランドに迎い入れたたくさんの子どもたちの一人、その父親が巨額の賠償金目当てに子どもに嘘の証言をさせた冤罪事件でした。 80年代をアメリカの子ども虐待防止分野で仕事をしていた私には、それが賠償金を狙った恐喝事件であることはかなり早い時期から推測できていました。マイケルは無実を主張したのですが、裁判が7年かかることが予想され、音楽活動に多大な影響を及ぼすという弁護士団の助言に従って、1530万ドルの和解金を払うことで決着をつけました。それを虐待を隠蔽するための買収行為と報道したマスメディアは少なくありませんでした。 少年はその数年後、歯科医だった父親から麻酔薬を使われて嘘の証言をするよう誘導されたことを公言しました。その父親はマイケルの死後数ヶ月後に自殺しています。 2003年にもう一つの性虐待嫌疑が持ち上がりますが、これは裁判で無実が証明されました。その際検察はネバーランドに出入りしていた50人近くの子どもを査問し、広大な敷地内を微に入り細を穿って捜査したうえで、性的虐待を示唆するものが何も出てこなかったことを明らかにしたのです。このケースを訴えた子どもの母親は、以前にも他の有名人にも似たような訴えをしていて却下されていました。 訴訟社会のアメリカでは、訴えることでうまくいけば巨額の賠償金が入ることは十分ありうることです。ロブソンとセイフチャックは2013年の訴訟が却下になった後も、新たな訴訟を起こしてマイケル・ジャクソン遺産管理財団に対して10億ドルともいわれる賠償請求をしています。たとえ裁判で勝てなくても、もしその10分の1の金額ででも示談がまとまれば、一生働かなくても家族を養って余りある金額が転がり込むのです。・・・
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