「2016年12月」の記事一覧

瞑想とマンドフルネス

性的虐待とDVエンパワメントとレジリアンシーの支援

「性的虐待とDVエンパワメントとレジリアンシーの支援の方法とスキル」 今年は、性的虐待の被害・加害への関わりのスキル練習の研修を全国各地で実施している。1月は大阪で約25人の児童相談所や児童養護施設の職員、養護教員、性教育カウンセラーなどを対象に行った2日間研修を皮切りに、三重県、青森でも行った。(上の写真は三重県主催の研修の会場にあるNikiのアート。) 12月3,4日は新潟市で「性的虐待とDVの被害者とその家族への支援:エンパワメントとレジリアンシーの方法」の2日間研修をした。子ども支援の仕事に携わる約40人。福島、富山、千葉など他県からの参加もあった。児相や養護施設職員の参加もあり、子どもどうしの性的加害、性化行動への対応が新潟でも緊急課題となっていることが浮かび上がった。 性的加害をした子どもの回復プログラム「MY TREEティーンズ」を開発中で、その中のツールで職員が子どもとの面接やカウンセリングで使えるものをいくつか紹介した。 子どもが加害行為をしたら、反省させてはいけない。Aくんが他の子どもたちに性加害をしていることがわかったとき、教師も、児相も、親も、反省させようとした。反省文も書かせた。反省文は3回も書いていた。反省させて、いい反省文を書くと周りの大人はそれでその子への対応は功を奏したと思うらしい。学校では何か問題を起こした子には反省文が通常の指導対応と聞いている。 しかし反省文は「ごめんなさい」「二度としません」「とんでもない迷惑をかけました」などど周りの大人に向けて書くために、自分の本当の感情に向き合わなくなってしまう。性加害行動をやめていくには、加害行動をする自分の2次感情の裏の1次感情に向きあうことが不可欠だ。反省文を書かせる代わりに、書いてもらういくつものシートを開発した。そのシートを支援者と一緒に書き入れていきながら、心理教育を進める。 統計では、一人の性加害者は人生で平均150.2人の被害者を出すという統計が知られている。成人の性犯罪者の半数が最初の加害行動を10代で始めているという数値も良く引用されている。 性加害をした一人のティーンの回復に取り組むことで、150人の被害者を出さずにすむのだとしたら、その費用対効果は極めて高い。 この研修でしか学べない視点、知識、方法、すぐに使える実践的なスキルを提供します。 「性的虐待とDV:エンパワメントとリジリアンシーの方法とスキル」 講師:森田ゆり 2017年1月28,29日(土日)に大阪市港区民センター 詳細・申し込みはエンパワメント・センター公式ホームページ 

ALOHA KIDS YOGAの学会発表

ALOHA KIDS YOGAの学会発表 2016年12月7日 11月25,26日は国際会議場・大阪で日本子ども虐待防止学会。今年もMY TREEペアレンツプログラムの報告と情緒障害児短期治療施設と児童養護施設でのYOGA実践報告をした。 施設でのALOHA KIDS YOGAの実践は3年目になった。ヨーガによって虐待やその他のトラウマを抱えている子どもたちがストレス軽減、感情コントロール力、集中力を養うことを目的に実施している。この夏からは児童自立支援施設の性虐待被害のある6人の中学生にもクラスを提供している。関西圏は全部で5つの施設で実施中。他県でも認定リーダーによる開催準備が進んでいる。 国際会議場の晴れの舞台で、4施設のヨーガのジュニアリーダー15人。6歳から16歳の少年少女たち。白に真っ赤なハイビスカスのユニフォームを着て、バナーの前でマットに蓮華座を組み背筋をすっと伸ばす。体の小さい3人はユニフォームがちょっとだぶだぶでなんとも可愛い。ウォームアップヨーガからHip Hop Yoga,のパーフォーマンス。そして最後に動く瞑想ヨーガと蓮華座瞑想を子どもたちが学会参加者たちに教えた25分間。パーフェクト! みごとでした! 半年以上練習を重ね、4回も4施設合同練習をしただけのことはあった。それにしても、この子達本番に強い! マイケルジャクソンの曲をBGMに月礼拝のとき、見ている若い参加者たちは、リズムに体をゆすっていた。キッズ15人がマットの上で蓮華座ですっと背筋を伸ばして目をつぶって微動だにしない1分間の瞑想。その子どもたちの姿に感動して目を潤ませている参加者たちがいた。 子どもたちがさーっと引き上げた後、ALOHA KIDS YOGAリーダーでかつ施設の若き心理士による実践報告が参加者の関心を引いていた。ヨーガを2年間続けたCくんは暴力的になることが多かったが、ヨーガを始めてからは感情の爆発がなくなり、性格が変わったように穏やかになった。サッカーのコーチにヨーガをはじめてから背筋がまっすぐになったと褒められて嬉しかった別の施設の男子。ALOHA KIDS YOGAは男子にも人気がある。参加者は半分以上が男子だ。イチローやサッカーの長友選手が基礎トレーニングにヨーガを取り入れている話をクラスの中でよくするからだろうか。 ヨーガが子どもたちの日常に与える効果をはかるために、世界基準の質問紙CBCLを使って施設職員にプレとポストをとってもらい、その分析を研究者にお願いしている。有意な効果が見られた興味深い報告があった。 ヒーリングヨーガを体験し、その心身の叡智を学びたい方、以下の森田ゆり講師の講座で、ヨーガは車いすの方でも、体の硬い方でも、高齢者でもリーダーになれることを体験してください。 aloha-kids-yoga%e8%a9%a6%e9%a8%9306%e5%b9%b4%e5%ba%a6 「マインドフルネスと共感力セミナー:チェアヨガと瞑想」 2016年12月17日 横浜 開催 %e9%a4%8a%e6%88%90%e8%ac%9b%e5%ba%a7%e3%83%86%e3%82%ad%e3%82%b9%e3%83%88-1 「アロハヒーリングヨガ」と心身のエンパワメント」 2016年12月18日 横浜 開催 ALOHA KIDS YOGAリーダー養成講座 2月・横浜  6月・大阪 (上記二つの研修履修済みの人のみ) 写真は第四期生の修了式 KIDS YOGAの学会発表 2016年12月7日 11月25,26日は国際会議場・大阪で日本子ども虐待防止学会。今年もMY TREEペアレンツプログラムの報告と情緒障害児短期治療施設と児童養護施設でのYOGA実践報告をした。 施設でのALOHA KIDS YOGAの実践は3年目になった。ヨーガによって虐待やその他のトラウマを抱えている子どもたちがストレス軽減、感情コントロール力、集中力を養うことを目的に実施している。この夏からは児童自立支援施設の性虐待被害のある6人の中学生にもクラスを提供している。関西圏は全部で5つの施設で実施中。他県でも認定リーダーによる開催準備が進んでいる。 国際会議場の晴れの舞台で、4施設のヨーガのジュニアリーダー15人。6歳から16歳の少年少女たち。白に真っ赤なハイビスカスのユニフォームを着て、バナーの前でマットに蓮華座を組み背筋をすっと伸ばす。体の小さい3人はユニフォームがちょっとだぶだぶでなんとも可愛い。ウォームアップヨーガからHip Hop Yoga,のパーフォーマンス。そして最後に動く瞑想ヨーガと蓮華座瞑想を子どもたちが学会参加者たちに教えた25分間。パーフェクト! みごとでした! 半年以上練習を重ね、4回も4施設合同練習をしただけのことはあった。それにしても、この子達本番に強い!  マイケルジャクソンの曲をBGMに月礼拝のとき、見ている若い参加者たちは、リズムに体をゆすっていた。キッズ15人がマットの上で蓮華座ですっと背筋を伸ばして目をつぶって微動だにしない1分間の瞑想。その子どもたちの姿に感動して目を潤ませている参加者たちがいた。 子どもたちがさーっと引き上げた後、ALOHA KIDS YOGAリーダーでかつ施設の若き心理士による実践報告が参加者の関心を引いていた。ヨーガを2年間続けたCくんは暴力的になることが多かったが、ヨーガを始めてからは感情の爆発がなくなり、性格が変わったように穏やかになった。サッカーのコーチにヨーガをはじめてから背筋がまっすぐになったと褒められて嬉しかった別の施設の男子。ALOHA KIDS YOGAは男子にも人気がある。参加者は半分以上が男子だ。イチローやサッカーの長友選手が基礎トレーニングにヨーガを取り入れている話をクラスの中でよくするからだろうか。 ヨーガが子どもたちの日常に与える効果をはかるために、世界基準の質問紙CBCLを使って施設職員にプレとポストをとってもらい、その分析を研究者にお願いしている。有意な効果が見られた興味深い報告があった。  ヒーリングヨーガを体験し、その心身の叡智を学びたい方、以下の森田ゆり講師の講座で、ヨーガは車いすの方でも、体の硬い方でも、高齢者でもリーダーになれることを体験してください。 「マインドフルネスと共感力セミナー:チェアヨガと瞑想」 2016年12月17日 横浜 開催   「アロハヒーリングヨガ」と心身のエンパワメント」 2016年12月18日 横浜 開催  ALOHA KIDS YOGAリーダー養成講座 2月・横浜  6月・大阪 (上記二つの研修履修済みの人のみ) 写真は第四期生の修了式

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