気もちの本のワークショップ

7月にカリフォルニア・オークランドの自宅に滞在中、久しぶりに会った末息子に誘われてPixarのコンピューターアニメ3D映画「Inside Out」を見ました。日本では「インサイド ヘッド」という題で封切になったばかりです。11歳の少女の頭の中の「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの気もちが主人公。気持について考えさせるアニメです。

12年前、子どもと大人に気持ちについて考えてもらいたくて、絵本「気持ちの本」を日本で出版しました。映画では、カナシミの感情が重要な役割を果たしますが、「気もちの本」では、イカリの感情の秘密の役割がポイントです。

「気持ちの本」の表紙の4つの気もちの顔を書いてくれたのは当時6歳の末息子。今回の映画の気持ちのキャラクターとまったく同じ色、ヨロコビとカナシミの顔がそっくりなのには驚き! そして今回、この映画を見に行こうと誘ってくれたのが、なんとその末息子でした。

inside out

「わたしたちの社会では、感情を率直に表現することは好まれてきませんでした。楽しい、幸せなどの快の感情はともかく、怒り、悲しみ、寂しさと言った感情を人に語ることは、いけないことであるように考えられてきました。(中略)しかし感情に、快、不快はあっても、良い、悪いはありません。どんな感情をいだいてもいいのです。大切なことは、自分の心に渦巻くこれらの気持ちを正直に受け止めて、その気持ちをどのように表現するかです。怒りやねたみの気持ちから、人をおとしいれたり、いやがらせをしたり、暴力をふるったりするのは困ります。一方、怒りやねたみの気持ちをひとりで抱え込み、抑圧するのも良くありません。抑圧することで感情が消えてしまうことはめったにありません。抑圧された感情は心の奥底にいつまでもよどみ、形を変えて健康な心を蝕みはじめます。変形してしまった感情は、他者や自分への攻撃として現われがちです。また、その感情を本来向けるべき対象が、不明確になってしまうこともよくあります。たとえば、暴力や虐待を受けた人の怒りの対象は、その加害者に向けられるはずのものなのに、被害者自身やその他の人に向けられることが少なくありません。」
「怒りや悔しさや悲しさの感情を、言葉にして相手に伝えるのは、相手を傷つけたいからではなく、相手に自分の気持ちを理解してほしいからです。わたしたち人間は、子どもであれ、おとなであれ、相手に自分の気持ちを解ってほしいという大変に強い欲求を持っています。しかし、多くの場合、人は、怒りを相手になげつけるようなやり方でしか表現しないために、相手の理解を得るどころが、相手を怒らせてしまい、結果的に、互いを傷つけあう感情のボールのぶつけ合いになってしまうのです。」
(「気もちの本」森田ゆり著 童話館出版より)

「気持ちの本」を使ったファシリテーター養成講座

「「気もちの本」を使った気もちのワークショップ・ファシリテーター養成講座」7月25日に新大阪駅前会場で開催しました。気づきと発見がたくさんつまった一日でした。関東、四国、山陰からも参加、大学高校教員、保育士、臨床心理士、主婦、発達障がいの専門家、コーチングトレーナーなどなど、22人の多彩な顔ぶれ。「気持ちのワークショップ」のカリキュラムやアクティビティシートなどのほかにも、ここで出会った貴重なつながりも持って帰っていただきました。

10年続けてきたこの研修。日本の各地で、学校や学童や親子教室や病院で、気持ちワークショップが実施されています。子どもたちは気持ちを率直に言葉にし、また人の気持ちを共感して聞く方法を練習します。

今回、シナリオやワークシートなど大幅なアップデートをしました。

次回は1月に大阪で開催の予定です。
詳細 申し込み  http://empowerment-center.net/koza/#kimochi

参加者のアンケートから

「怒りの仮面」はとてもインパクトがありました。カウンセリングに生かしていきます」

「気もちのワーク」を子どもたちにするカリキュラムを学びながら、同時に長年の経験に裏打ちされたファシリテーターとしてのスキルやツールを惜しみなく伝授していただきました」

「今回もまたパワーをもらいました」

「充実していて一日では足りない」

「明日から使えることばかりでした。さっそくコーチングの中で使っていきます。」

「気持ちの本」を使った<気持ちワークショップ> ファシリテーター養成講座・チラシ

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