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大阪城笑いヨガ

笑いヨガリーダー養成講座01

9月5日は私の誕生日。笑いヨガリーダー養成講座第一日目の後、大阪城公園で誕生日笑いヨガをしました。円になってお弁当食べながら自己紹介を廻したらもう7時。暗くなり始めた西の丸庭園前の広い路上をほぼ占拠して、20人の20~70歳代の異年齢女たちが「ホホハハハ」「ホホハハハ・イエー」「ワハハハハハ」と40分近く笑い続けての健康体操。道行く人たちが少なかったのが救いでした。犬連れて散歩の人の犬もびっくりジャンプ ! 来てくれた皆さん、ライトアップ大阪城での大笑いヨガのバースデー・プレゼントを心からありがとう。   笑いヨガリーダー養成講座 20人のLaughter Yoga International University 認定の笑いヨガリーダーが誕生しました。青森から二泊三日で来てくれたお二人、鳥取、広島、岡山、関東と遠方からの方々、本当にご苦労様でした。 「なんでこんなに楽しいの!?」と誰もが口ぐちに言い合っていた二日間。教えるわたしも、楽しくて楽しくて、笑い筋の大頬骨筋がフル稼働でした。 「<ストーリー作り笑いヨガ>のグループ発表、すごかった」 「プレゼンテーションのコツをたくさんいただきました」 「森田さんならではのエンパワメントの深みある笑いヨガを学びました」 「4つの呼吸法しっかりと学びました」 「前宣伝通り、明日からリーダーになれる講座でした。やる自信いっぱいです」 等々の嬉しい感想をありがとう。 Empowerment Center http://empowerment-center.net     ヨガとマインドフルネスのセミナー案内 「笑いヨガ」はさておき、ヒーリング・ヨガの治療的効果の研究が欧米で続々とマスコミで報道されています。 数日前のCNNニュース(アメリカの最大TVニュース)は、「ヨガで摂食障害を治したティーンズ」と題して、わたしのアメリカの家の隣町に住む13歳のティーンズをクローズアップしました。 マリスは13歳の時、深刻なアノレキシア(拒食症)の診断で入院。病院のベッドで死を待つかの如く横たわっているだけの彼女を救ったのは、薬ではなく、ヨガでした。何か簡単な運動をと勧められ、近所の無料ヨガクラスに足を運んだことが人生のターニングポインとなりました。 「緊張とゆるみを繰り返す私の筋肉、血管をめぐる呼吸、目覚める細胞の一つ一つ。ヨガマットの上の私のからだの細部が呼吸とともにリアルに感じられ、自分の身体へのいとおしさで胸がいっぱいになりました。その時、わたしは生きていることのあふれんばかりの喜びを実感しました。長い間自分の中で死んでいたいのちが息吹をあげたのです。」 その後マリスは、ヨガスタジオの受付のバイトをし、更にヨガインストラクターの資格を取って、若きヨガティーチャとなりました。   ALOHA KIDS YOGA わたしは虐待のトラウマや発達障がいのある子ども達に、無償ボランティアでヨガを教えています。 2つの児童養護施設と2つの情緒障害児短期治療施設で教えているので、週4日のヨガ三昧です。教えた100人ほどの子ども達の中から、今は10人のティーンズのジュニアリーダーが誕生しています。彼らはわたしのアシスタントとして他の児童施設にわたしと一緒に教えに行きます。 11月に子ども虐待防止学会でこのティーンズがヨガのプレゼンテーションをします。見に来られる児童虐待の学者さんたちに、彼らが簡単なチェア・ヨガを教えます。今、猛練習中です。 感情および行動コントロールの困難さ、自己評価の低さ、極端な自信の無さ、フラッシュバック、不眠、自傷、体罰や性的虐待のトラウマ、知的な遅れ、感覚過敏などで悩み苦しむことの多い子どもたちが、マリスのように自分の身体へのいとおしさに目覚め、自分の奥深くで静かに光る輝きを発見してくれることを願ってクラスを続けています。 身体が硬いから、太っているから、歳だから、男だからと、ヨガを敬遠してきた方。9月26日の一日セミナー「アロハ・ヒーリング・ヨガと心身のエンパワメント」に是非ともご参加ください。 呼吸法と優しいヨガの動きをする中で、マリスの経験したような自分の身体への愛おしさと感謝がこみあげてくるのを体感されることでしょう。PTSDを持つ方への簡単なヨガ、うつの人への目覚めの3分間ヨガ、膝や腰の痛い人へのケア、体幹トレーニングをしたい人へのヨガの基礎トレも伝授します。 ヒーリング・ヨガの治療的効果はたくさんのエビデンス以上に、私自身の体験から自信をもってお伝えすることができます。3年前、診断のつかない心身の不調から仕事ができなくなり、ハワイに引っこみました。ヨガは10年以上前からやっていたのですが、ハワイの自然の中でヨガ・インストラクターになり、地元の高齢の方々に教える中で、急速に自分の心身が息吹を取り戻していったことはまさに奇跡でした。来る日も来る日も奈落の底で這いずりまわっていたような苦しくつらかった日々が今は信じられません。 9月26,27日のセミナーで、呼吸と背骨の5000年のインテリジェンスを学んでください。ヨガとマインドフルネスのパワーを実感し、たくさんの気づきを得てください。仕事、活動、家庭生活でヨガとマインドフルネスの具体的な活用方法を学んでください。 特に、医療、健康、福祉、心理、教育の分野の方々は仕事や活動で明日からすぐに使えます。わたしは大企業の管理職向けのダイバーシティ研修の中でも10分間ヨガとして教えていて、好評です。 これをきっかけにヨガとの出会いを確かなものとし、90歳、100歳の高齢になるまでずっとヨガを続けてご自分の心身の健康を大きく豊かにしてください。 9月26日(土) 「アロハ・ヒーリング・ヨガと心身のエンパワメント」 9月27日(日) 「マインドフルネスと共感力:チェア・ヨガと瞑想による共感力訓練」 どちらも10時~17時です。 会場は大阪市市民交流センターひがしよどがわ    JR新大阪駅から徒歩3分 この二つのセミナーの受講は、来年2月から始まる第二回ALOHA KIDS YOGAリーダー養成講座のリーダー認定のためには必須です。     詳細申し込みempowerment Center http://empowerment-center.net チラシ blog http://enpowerment-center2.blogspot.jp/

ハワイにて 「Tu Tu House」

森田ゆり・ハワイにて 「Tu Tu House」

わたしは、この1年半、ハワイ島の北部、ワイメアという人口九千人ほどの小さな町に住んでいます。鯨がやってくるビーチまで車で10分ですが、ハワイ諸島最高峰のマウナケア火山の裾野にあるので標高815m。朝夕は肌寒く、暖炉を備えている家も少なくありません。満天の星空が美しく、毎日虹が出ます。特に私の家の上には一日おきに大きな虹がかかります。 この町にNPO法人「Tu Tu House」があります。週に6日、朝から夜まで、さまざまなワークショップやクラスが開かれています。5つの異なったタイプのヨガクラス、フィットネス、気功、マッサージ、瞑想クラス、がん患者サポートグループ、死を考えるセミナー、出産準備クラス、慢性病の予防、等々の健康、医療関連だけでなく、iPadの使い方、水彩画、エッセー執筆クラブ、ハワイアンキルト、編み物、ウクレレクラスから、なんと花札クラブまであるのです。そのほかに、子どものための科学実験クラスや、楽器を持ち寄って音楽作りを楽しむ会、自閉症を考える会。毎月更新されるスケジュールはプログラムで満載です。     どのクラスも参加費は無料。教える人もボランティア無料で教えます。でもクラス内容のクオリティはとても高く、講師たちもそれぞれの分野の一線で活躍してきた、あるいは今活躍中の人ばかり。   誰も知り合いがいなかったこの町に来て、わたしはTuTu House のおかげで、素晴らしい友人たちに出会うことができました。朝8時からフィットネスクラスでダンベル体操とズンバで汗をかき、午前中はヒーリングヨガのクラスを教え、夜は音楽作りワークショップのイントロとして笑いヨガを教えたりしているのです。最近は編み物クラブに入って、病院で生まれた新生児にあげる帽子を編んでいます。15人ほどの女性ばかりのこのグループ、編み物しながらありとあらゆるおしゃべりに花を咲かせます。ハワイではトークストーリーと呼ばれる伝統です。 杖をつきながらも車を運転してくる85歳のYさんは「わたしはね、編み物なんて大嫌いなのさ。このグループに4年も通って完成させたのは15個の赤ちゃん帽子と、マフラーひとつだけ。でも、ここでみんなのおしゃべりに仲間入りするのが楽しくてやめられないってわけよ」 丁寧にわたしに編み方を教えてくれたRおばさん。「20年前に最初の夫と離婚した後、わたしと娘は同じ頃に妊娠したんだけれど、実は、どっちもその頃のわたしのボーイフレンドが父親だったの」なんてすごい話を、大きな声であっけらかんと話すので「え、それってジョーク?」と耳を疑ってしまった。 グループで一番若いSさんは、庭に30匹のウサギを飼っていて、そのウサギの毛を紡いで手創りのアフガン毛糸を作り観光客向けに販売している。ヤギも飼っていてカシミア毛糸も作っている。彼女の編んでいるセーターは見るからに超高級で、とてもいいビジネスになっているらしい。 TuTuとはハワイ語で、おばあちゃん、おじいちゃん。高齢の方という意味。ハワイの言葉は一つの語にたくさんの意味が伴なうので、長年の叡智といった意味もあります。 TuTu Houseにとって、オハナ(ハワイ語で家族の意味)は最も大切な概念です。拡大家族、コミュニティーのこともオハナと呼びます。叡智やスキルを受ける人も与える人も無料でする、というのもオハナだからこその大切な方針です。 児童虐待の分野で、わたしは家族えん会議という問題解決の方法をエンパワメント・センターの研修で数年間教えていましたが、ハワイではオハナ会議と呼んで、行政の介入のあったケースにも実施していて、効果をあげています。(そのことは「責任と癒し~修復的正義の実践ガイド~」築地書館で紹介しました。) わたしのヨガクラスも、85歳の男性老人、妊婦、関節炎で指が曲がらない人、太りすぎで立ってヨガができない人から、ヨガ歴10年のベテランまで、多様な年代の様々な人種の人と一緒にオハナのスピリットでするのが一番です。一人ひとりの身体のニーズをキャッチして、教えるというのは、エンパワメント・センターでやってきた参加型研修で最も力量を求められることでしたが、ヨガでもそれができるようになることがわたしの当面の目標です。   昨日、最初のベイビーハットを編み終えました。どんな赤ちゃんがこの帽子をかぶってくれるのだろうと想像しながら編むことは、心わくわくする体験でした。 編みながら「オハナ・プロジェクト:乳児院の赤ちゃんにあなたの手編みの帽子を贈りましょう」を日本で立ち上げようと思い立ちました。 日本では虐待、ネグレクト、遺棄された3歳以下の赤ちゃんは乳児院に措置されます。 現在全国に120の乳児院があり、約3000人の乳幼児が入所していて、その内の約400人は新生児です。多くの諸外国では、とりわけ乳幼児は養育者との継続的な愛着関係が発達に不可欠なため、施設ではなく、里親が家族的環境で育てる児童福祉政策をとっていますが、日本では今もって、乳幼児はかつての孤児院である乳児院で育てられています。乳児院でも小規模化や職員の担当する児童数を減らす配置基準の見直しや給与保障などを緊急課題として厚労省への働きかけをしていますが、改革はなかなか進みません。 この3000人の赤ちゃんにあなたの手編みの帽子を贈りませんか。初めて編んだ私ですら、トータル3時間で作れました。編み物の得意な人は、30分ぐらいで編んでしまうでしょう。 あなたのオハナスピリットを乳児院の赤ちゃんとワーカーさんに贈るだけでなく、多くの人に子ども虐待問題に関心をもってもらい、乳児が継続的愛着関係の中で育つように、社会的養護の制度の充実化の必要を訴えることも目的の一つです。 今年の夏ごろまでにプロジェクトをスタートさせる準備をして、9月に名古屋で開催されるInternational Society for Prevention of Child Abuse and Neglect子どもの虐待、ネグレクト防止学会世界大会で広く提案する予定です。 4月26日のエンパワメント・センターの「気持ちの本を使った気持ちワークショップ研修」では、内容に重なるところが多いテーマなので、このプロジェクトの詳細を紹介します。   4月以降の研修の申し込みはhttp://www.9.zaq.jp/empowerment_center/

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