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末息子の卒業式のフラダンス

森田ゆり・末息子の卒業式のフラダンス

末息子の卒業式のフラダンス  

早朝ヨガ

森田ゆり早朝ヨガ

2014年5月26日 ここでは朝早く起きる人が多いのは、自然の中の暮らしだからでしょうか。昨年は3人の女性と、毎朝4時に近くの学校のトラックを歩いていました。彼女たちはもう十年以上も毎日欠かさず4時散歩を続けてきたとのこと。わたしは1か月で脱落しました。代わりに5時に起きてヨガを1時間することが日課になりました。週に1~2度はビーチへ行って、誰もいない浜辺で昇る太陽にあいさつをしながらヨガをします。よせては返す波の音を聞きながら深い呼吸をしていると、身体の細胞の一つ一つが波のリズムに同化していくようです。 朝の太陽のオリ(唱)をおなかの底から声を響かせて、空に向かって歌わずにはいられません。 エアラエ カラ イカヒキナ    東から 太陽が昇る イカモアナ カモアナ ホホヌ   海深くから ピイカレア カレアヌウ      天高く 太陽が輝く イカヒキナ アイア カラ エアラエ 東から 太陽が 太陽が昇る こんなシンプルな唱が、心身のすみずみまで響き渡り、いのちへの感謝で心があふれ出します。     一番下の息子が高校を卒業しました。卒業式では、卒業生がみごとなフラを踊り、ハワイの自然と人々に感謝の心を伝えました。卒業式の2日前には、卒業生の男子と女子別々に、ビーチで浄化のセレモニーが夜通し行われました。生徒たちは丸一日断食をして参加します。ネイティブハワイアンの先生のリードで、海辺の浅瀬で円になって、一人ひとり、つらかったこと、和解したいこと、感謝したいことを語ります。家族の死、両親の離婚、自殺未遂を試みたこと、友人との仲たがい、いじめられたこと等々。泣きながら赤裸々な語りが続きます。そして一周するたびに、全員が海の中に入って、すべてを流し去ります。そして最後に、ハワイ先住民の伝統的な食事を廻して食べて終わります。このセレモニーはリードする先生以外は、教師にも親にもその場所も知らされません。朝4時に戻ってきた息子は、一睡もせずに海に入っていたのに、すっきりとしたすがすがしい表情でした。  

ハワイ通信

森田ゆりハワイ通信

2014年5月16日 4月24日から16日間、日本に滞在して、ハワイに戻ってきました。 日本は5月の新緑が目に鮮やかで温暖な最良の季節。川にかかったたくさんのこいのぼりをあちらこちらで見るたびに、季節感のある日本の素晴らしさを感じていました。一人の友人は、「この季節は忙しいのよ。山に山菜取りに行って、料理するから」と言って、ふきのとうのオリーブ漬けとつくしの佃煮をおすそわけしてくれました。別の友人はたけのこ料理を4種類も作って新潟から送ってくれました。 季節の野菜をこころゆくまで食べることができて、幸せいっぱいでした。こんなふうに四季が人々の暮らしの中に深く脈づいている日本が好きです。でもその一方、民主主義などどこかにいってしまった今の政権の傍若無人さ、秘密保護法、TTP,憲法改悪など、あまりに恐ろしいことがどんどん進んでいる日本の状況には不安と怒りがいっぱいです。 連休の3日間を使った「MY TREEペアレンツプログラム第八回実践者養成講座」の講師をつとめ、それをビデオに収めることが今回の日本滞在のメインの目的でしたが、ほかにもいくつかエンパワメント・センター主催による研修をしました。 エンパワメント・センターで初めて開催した一日研修「アロハ・ヒーリング・ヨガによる心と身体のエンパワメント」と「マインドフルネスと共感力~瞑想とチェアヨガの学校、施設、職場での活用~」は大好評でした。要望がいくつもあったので、9月にもう一度開催することになりました。 九州、八丈島、長野、鳥取、福島など遠くからの参加者も多く、みなさんたくさんのものを持って帰っていただけたと自負しています。高齢者も、足や背中が痛い人も、身体が固い人も誰でもできるアロハ・ヒーリングヨガの出発点は、誰でもが内に光を輝かせて生まれてきたというハワイの「光の器」の教えにあります。3種類のヨガの呼吸法を使った骨盤と背骨の整体、チャクラ・マントラを唱える瞑想の脳への働き、心身のヒーリングをもたらす15のヨガのポーズなどなど、本当は二日間はほしいたくさんのメニューを用意しましたが、なんといってもエンパワメント・センターの研修の醍醐味は、全国各地から来られるさまざまな職種、活動の人々と共に学びあい、知り合いになることです。 「気持ちの本」を使った<気持ちワークショップ>ファシリテーター養成講座」も半数が遠くからの参加で、ロールプレイの練習や気もちの絵を描くワークなど、熱心に参加されました。この研修は毎回、みなさんが「楽しかった!」と言ってくれます。今回も楽しく終わり、でも今回はその後もすごかったのです。 参加者の一人の男性が「占い師」と自己紹介されたので、5時に研修が終了後、会場の外で残った何人かが占いをしてもらいました。それが、実に素晴らしかったのです。彼は、「友達に何しろ来なさいと誘われてこの研修に初めて来たけれど、実は何を学ぶのかも知らないんです」と言っていたのです。ところが、アメリカインディアンの動物のカードを取り出し、帽子をかぶったとたんに、一瞬にしてエネルギーがシフトして、話し方も顔の表情も変わり、インディアンの動物たちの言葉をチャネルしているかのような占い師に変身したのです。その変化を目の当たりにして、ほんとうにびっくりしました。 一人一枚ずつカードを引いた後、彼は皆にこう言いました。「きょう僕は森田さんの研修で『ほほえみのちから』という素晴らしい学びを得ました。みなさん、まずあなたが引いたカードの動物にほほえみのメッセージを送ってください。」 わたしが引いたのはなんと七面鳥。ハワイでは10匹ぐらいで群れをなして道路を歩いていたり、よく庭に入ってきたりします。実をいうと、食べてもおいしくないし、見かけもよくないので、私好みの動物ではなかったのです。 「森田さん。ターキーはインディアンの動物のキングです。無償の愛です。今あなたの人生は、世界に無償の愛を広めるミッションをやり続ける時期に入ったのです。報酬をもらう、もらわないということと関係なく、見返りを求めない愛です。」 えっ。まさか。鳥肌がたちました。 最近、60代以降をどう生きるか考えるようになって、「見返りを求めずに生きる」という言葉がしきりに浮かんでいたのです。 研修に参加したほかの人たちも、それぞれがひいた動物のカードから紡ぎだす彼のポジティブにして深みのある端的なメッセージに身震いしていました。     「ファシリテーション研修~質問力とコメント返しのスキルアップ」はこの春、一番の人気でした。ファシリテーションの理論とスキルを学び、最後にグループでロールプレイをし、わたしからコメントをしました。今までのこの同じ研修から、かなりバージョンアップをしたので、わたし自身とても満足でした。     この春の研修にいくつも参加された方がアンケートにこう書いていました。「いつも質の高いいろんなリフレッシャーに感動」。エンパワメントセンターの参加者には、いろんな才能を持つ方がたくさんおられて、いつも助けられています。今回は、手話通訳者で手話歌歴15年以上の方に春の手話歌を2曲教えてもらいました。「さくらさくら」もまるで日本舞踊のように美しいのです。     以下、2014年度 秋、冬の研修予定です。会場が確定できていないので、まだサイトにはすべてがアップされていませんが、遠くからの参加者に便利な新大阪駅から3分の会場を確保する予定です。 8月23~24     多様性トレーニング・ファシリテーター養成講座 9月20日       アロハ・ヒーリング・ヨガによる心と身体のエンパワメント 9月21日       マインドフルネスと共感力             ~瞑想とチェアヨガの学校、施設、職場での活用~ 10月4~5      アサーティブ・コミュニケーションのスキル研修 10月18日      子どもの虐待への対応スキル研修 10月19日      DV家族への対応スキル研修 12月20日     「気持ちの本」を使った<気持ちワークショップ>           ファシリテーター養成講座 12月21日      体罰の問題性と体罰に代わる関わり方 以下は他の地域での開催ですが、講師は森田で、内容も関西で開催しているものと全く同じです。 8月2日 沖縄名護市 ファシリテーション研修            ~質問力とコメント返しのスキルアップ 8月31日 東京  ファシリテーション研修             ~質問力とコメント返しのスキルアップ 9月5日 札幌  マインドフルネスと共感力              ~瞑想とチェアヨガの学校、施設、職場での活用~ 9月5日  小樽   子どもの虐待への対応のスキル研修 9月6日  小樽   DV家族への対応スキル研修

ハワイ通信  ヒーリング・ヨガ あと二日で日本

02森田ゆり・ハワイ通信  ヒーリング・ヨガ あと二日で日本

あと2日で日本です。 4月24日から5月13日の大阪滞在中に、今ハワイで教えているアロハ・ヒーリング・ヨガと脊髄呼吸の瞑想を学び、エンパワメントと人権を再考する一日セミナー、椅子ヨガとチャクラ瞑想を学んで子どもの共感力を育てる方法を身につけるセミナーなど、新しいテーマでするので、わくわくしています。 http://www.9.zaq.jp/empowerment_center/ 研修会場も新大阪駅から徒歩3分と、遠方から来られるエンパワメントセンターの研修参加者にはとても便利な所をみつけました。 先週のハワイでのヨガグクラスには、ともに足の悪い90歳の男性と女性、足をひどく捻挫して立ちポーズは一切できない初老の女性、肥満と身体の固さで前屈ができない男性二人、そしてヨガ経験20年の柔軟な体のヨギ等々、さまざまな人が10人集まりました。この多様性のニーズに答えるクラスをすることがわたしのチャレンジです。1時間のクラスをみなさん、とても喜んでくれて、日本から戻ってすぐ予定されている来月のクラスに必ずくるねと言って帰られました。 ヒーリング・ヨガはAlohaの智慧に導かれて行うヨガです。アロハのアは、akahai 優しさ。自分に優しく、自分の身体に優しく。ロは、loukahi ユニティです。なんとヨガの文字通りの意味はユニティです。身体と心と精神のユニティー、自分宇宙と大宇宙のユニティー。 4月26日のヨガ研修ではそのあたりのことももっと深くお話しできることが楽しみです。 友人のディックは6年前に薬物依存症治療の医療ソーシャルワーカーをリタイアして、今はもっぱらウクレレ弾きながらハワイの歌を歌うことに専念しているミュージッシャンです。 毎週土曜の夜に、この町では一番の高級レストランで歌っています。誘われて聞きにいきました。 「ゆり。スキヤキソングを弾くから日本語で歌ってくれないか」と言われてつい「OK」と気安く受けてしまったのは、ウクレレを弾いているディックのあまりに幸せそうな様子に胸が熱くなっていたからです。 ワインのせいでしょうが、ディックに乗せられて楽しく歌えたので、大好評でした。 「来週、もっと歌わないか?」と言われて、俄然その気になって、一週間、「さくら」をはじめ手話で歌える歌をYUTube見ながら特訓しました! 今年も日本の満開のさくらの木の下を歩けなかった悔しさというより悲しさから、特に「さくら」は手話で踊りながら心をこめて歌いました。   連休中は、年一回のMY TREEペアレンツ・プログラムの養成講座です。実践するファシリテーターにたくさんの力量が求められるプログラムなので、ニーズは高いのですが、一気に広まるというタイプのプログラムではありません。それでもMY TREEの実践を始める児童相談所や市行政、NPOが少しずつですが増えています。 http://www.geocities.jp/mytree1206/ 前回のブログとメルマガに書いた「オハナ・ベイビーハット・プロジェクト」への問い合わせがすでに来ています。決まったデザインや編み方などはありません。ご自分の作りたい帽子を編んでください。0歳用から3歳用までの大きさです。 ベイビーハットって、すごくかわいいです。いろんな色で編むのがおもしろくてやめられなくなります。 どんなメッセージをこめて乳児院に送るか、今検討中です。日本の乳児の社会的養護のあり方の改善に力を入れていただくために、厚労省にもいくつか送りたいですね。 ではみなさん、お元気で。 新大阪の研修に来られる方は、お会いすることを楽しみにしています。 研修の詳細・申し込み  http://www.9.zaq.jp/empowerment_center/

ハワイにて 「Tu Tu House」

森田ゆり・ハワイにて 「Tu Tu House」

わたしは、この1年半、ハワイ島の北部、ワイメアという人口九千人ほどの小さな町に住んでいます。鯨がやってくるビーチまで車で10分ですが、ハワイ諸島最高峰のマウナケア火山の裾野にあるので標高815m。朝夕は肌寒く、暖炉を備えている家も少なくありません。満天の星空が美しく、毎日虹が出ます。特に私の家の上には一日おきに大きな虹がかかります。 この町にNPO法人「Tu Tu House」があります。週に6日、朝から夜まで、さまざまなワークショップやクラスが開かれています。5つの異なったタイプのヨガクラス、フィットネス、気功、マッサージ、瞑想クラス、がん患者サポートグループ、死を考えるセミナー、出産準備クラス、慢性病の予防、等々の健康、医療関連だけでなく、iPadの使い方、水彩画、エッセー執筆クラブ、ハワイアンキルト、編み物、ウクレレクラスから、なんと花札クラブまであるのです。そのほかに、子どものための科学実験クラスや、楽器を持ち寄って音楽作りを楽しむ会、自閉症を考える会。毎月更新されるスケジュールはプログラムで満載です。     どのクラスも参加費は無料。教える人もボランティア無料で教えます。でもクラス内容のクオリティはとても高く、講師たちもそれぞれの分野の一線で活躍してきた、あるいは今活躍中の人ばかり。   誰も知り合いがいなかったこの町に来て、わたしはTuTu House のおかげで、素晴らしい友人たちに出会うことができました。朝8時からフィットネスクラスでダンベル体操とズンバで汗をかき、午前中はヒーリングヨガのクラスを教え、夜は音楽作りワークショップのイントロとして笑いヨガを教えたりしているのです。最近は編み物クラブに入って、病院で生まれた新生児にあげる帽子を編んでいます。15人ほどの女性ばかりのこのグループ、編み物しながらありとあらゆるおしゃべりに花を咲かせます。ハワイではトークストーリーと呼ばれる伝統です。 杖をつきながらも車を運転してくる85歳のYさんは「わたしはね、編み物なんて大嫌いなのさ。このグループに4年も通って完成させたのは15個の赤ちゃん帽子と、マフラーひとつだけ。でも、ここでみんなのおしゃべりに仲間入りするのが楽しくてやめられないってわけよ」 丁寧にわたしに編み方を教えてくれたRおばさん。「20年前に最初の夫と離婚した後、わたしと娘は同じ頃に妊娠したんだけれど、実は、どっちもその頃のわたしのボーイフレンドが父親だったの」なんてすごい話を、大きな声であっけらかんと話すので「え、それってジョーク?」と耳を疑ってしまった。 グループで一番若いSさんは、庭に30匹のウサギを飼っていて、そのウサギの毛を紡いで手創りのアフガン毛糸を作り観光客向けに販売している。ヤギも飼っていてカシミア毛糸も作っている。彼女の編んでいるセーターは見るからに超高級で、とてもいいビジネスになっているらしい。 TuTuとはハワイ語で、おばあちゃん、おじいちゃん。高齢の方という意味。ハワイの言葉は一つの語にたくさんの意味が伴なうので、長年の叡智といった意味もあります。 TuTu Houseにとって、オハナ(ハワイ語で家族の意味)は最も大切な概念です。拡大家族、コミュニティーのこともオハナと呼びます。叡智やスキルを受ける人も与える人も無料でする、というのもオハナだからこその大切な方針です。 児童虐待の分野で、わたしは家族えん会議という問題解決の方法をエンパワメント・センターの研修で数年間教えていましたが、ハワイではオハナ会議と呼んで、行政の介入のあったケースにも実施していて、効果をあげています。(そのことは「責任と癒し~修復的正義の実践ガイド~」築地書館で紹介しました。) わたしのヨガクラスも、85歳の男性老人、妊婦、関節炎で指が曲がらない人、太りすぎで立ってヨガができない人から、ヨガ歴10年のベテランまで、多様な年代の様々な人種の人と一緒にオハナのスピリットでするのが一番です。一人ひとりの身体のニーズをキャッチして、教えるというのは、エンパワメント・センターでやってきた参加型研修で最も力量を求められることでしたが、ヨガでもそれができるようになることがわたしの当面の目標です。   昨日、最初のベイビーハットを編み終えました。どんな赤ちゃんがこの帽子をかぶってくれるのだろうと想像しながら編むことは、心わくわくする体験でした。 編みながら「オハナ・プロジェクト:乳児院の赤ちゃんにあなたの手編みの帽子を贈りましょう」を日本で立ち上げようと思い立ちました。 日本では虐待、ネグレクト、遺棄された3歳以下の赤ちゃんは乳児院に措置されます。 現在全国に120の乳児院があり、約3000人の乳幼児が入所していて、その内の約400人は新生児です。多くの諸外国では、とりわけ乳幼児は養育者との継続的な愛着関係が発達に不可欠なため、施設ではなく、里親が家族的環境で育てる児童福祉政策をとっていますが、日本では今もって、乳幼児はかつての孤児院である乳児院で育てられています。乳児院でも小規模化や職員の担当する児童数を減らす配置基準の見直しや給与保障などを緊急課題として厚労省への働きかけをしていますが、改革はなかなか進みません。 この3000人の赤ちゃんにあなたの手編みの帽子を贈りませんか。初めて編んだ私ですら、トータル3時間で作れました。編み物の得意な人は、30分ぐらいで編んでしまうでしょう。 あなたのオハナスピリットを乳児院の赤ちゃんとワーカーさんに贈るだけでなく、多くの人に子ども虐待問題に関心をもってもらい、乳児が継続的愛着関係の中で育つように、社会的養護の制度の充実化の必要を訴えることも目的の一つです。 今年の夏ごろまでにプロジェクトをスタートさせる準備をして、9月に名古屋で開催されるInternational Society for Prevention of Child Abuse and Neglect子どもの虐待、ネグレクト防止学会世界大会で広く提案する予定です。 4月26日のエンパワメント・センターの「気持ちの本を使った気持ちワークショップ研修」では、内容に重なるところが多いテーマなので、このプロジェクトの詳細を紹介します。   4月以降の研修の申し込みはhttp://www.9.zaq.jp/empowerment_center/

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